こんにちは!
今日明日とプレリリースですね!
もう参加した!という人も多いのではないでしょうか?
今日は
初めてプレリリースに行きます!
という人や
初めてマジックに触る友達を連れて行く!
という人向けの記事です。
マジックリーグのデッキを作るのにも役立つのでぜひご覧ください。
勘違いしないでいただきたいのは、決して
「強いデッキを組む方法ではない」
ということを念頭において読んでくださいね(汗
今回は近所のコンビニで買ってきたラヴニカの献身で模擬的にマジックリーグでよく使う30枚デッキを作りながら解説していこうと思います。
- どうしてこの方法が役に立つか
- まずはクリーチャーとクリーチャーでないものに分ける
- クリーチャーを色別に分ける
- クリーチャーだけのマナカーブを作ってみる
- 綺麗なマナカーブになるように間引いていく
- 土地の枚数を決める
- さらに間引くものを決める
- 土地の色の配分を決める
- 試しに遊んでみる
- まとめ
どうしてこの方法が役に立つか
特にプレリリースにおいてよく起こるのが
新しいカードしっかり読んで確認してたら構築の時間がなくなっちゃった!!!
という事態。
あー、あるある。と思う方も多いのではないでしょうか。
ショップ側も大会の進行上、時間をきっちり区切るしかない場面が多々あり、致し方ない側面もあります。
でもモタモタしていたらよくわからないデッキになってしまって全く楽しめなかった、という経験、ありますよね。
なので、どんなカードプールでも、
これさえやっとけばとりあえず形にはなる
という方法をお伝えしようと思います。
一緒に行った友達の時間がなくなってしまった時などに有効利用していただければ幸いです。
まずはクリーチャーとクリーチャーでないものに分ける
まずはクリーチャーとクリーチャーでないものに分けます。
この時注意していただきたいのはこういうカード。
トークンを生成するだけ、というタイプの呪文があります。
こういったカードはクリーチャーとして扱ってください。
理由としてはこのカードの場合、「3マナ2/2絆魂のカード」としてみなすことができるからです。
では早速僕も…
1パック目
2パック目
3パック目
クリーチャーを色別に分ける
次に、クリーチャーを色別に分けます。
こんな感じ↓
だいたい5色均等にでてますが、多色カードが偏ってますね…アゾリウスがないw
クリーチャーだけのマナカーブを作ってみる
次はクリーチャーカードだけでマナカーブを作っていきます。
マナカーブとは、マナコストを横軸、枚数を縦軸にとったグラフのようなもの。
では並べてみましょう!
5マナまみれじゃん。
しかも6マナ以上の大型生物が1枚もないとは…w
ちなみにお気づきになりましたか?
実は各コストで白→黒→赤→緑→青という順に置いています。
色を分けたのはこのためなのですが、これをやっておくと次のステップが楽に進みます。
クリーチャーをなぜ先にやるのかというと、リミテッドのデッキは基本的にビートダウンデッキになりますから、強い除去も大切ですがまずはテンポよく殴れるようにするのが良いです。そのため、まずはクリーチャーのマナカーブを作ります。
綺麗なマナカーブになるように間引いていく
リミテッドでは、こんなマナカーブになるようにデッキを組むのが理想的です。(グラフはは公式mtg-jp.comより)
枚数はシールドデッキ(40枚)を基準にしているので僕が作るものとは異なりますが、このように2マナを頂点とした緩やかなカーブを描くように枚数比率を調整するとうまく回ります。
では間引いて行きましょう。
まずは色に注目して間引く
今回引いたレアは青緑、青、緑と、全てシミックのカードでした。そして4マナと5マナに+1/+1カウンターが乗っているものに能力を付与するアンコモンがあります。これを使わない手はなさそうです。
そして、白のクリーチャーがほとんど低コストに偏っている上に、黒のクリーチャーも中堅を支えられそうなものが見当たりません。
そして全体を通して満遍なくいろんなコストのクリーチャーを引けているのは、どうやら赤のようですね。
これを元にすると、白と黒のクリーチャーを間引けば良さそうです。
というわけでこうなりました。
それでも全部で18枚あります。マジックリーグで作る30枚デッキは土地が12〜13枚なのでクリーチャーでない呪文を入れることを考えるともう5枚は削りたいところです。
今回は3色ですが、できることなら2色にまとめて色事故が少なくなるようにしたいものです。
役割を考えて間引く
次に、それぞれの役割を考えて、間引くものを考えます。
だいたいの青写真はこんな感じです。
5マナまでのクリーチャーを次々と展開して、カウンターの乗ったものにトランプルや飛行をつけて一気になだれ込んで勝ちを狙う
こんなところですね。そうすると、その動きにマッチしないものが何枚かありますので抜いていきます。
横にした3枚はこの青写真とマッチしないので抜けます。
理由としては
しつこい請願者は相手のライブラリーを枯渇させることで勝ち手段になりますが、1枚ずつでは時間がかかりすぎます。そのためこのデッキにはマッチしません。
大ムンクルスも呪禁を持っているので対処の難しいものになりますが、5マナのカードで何としても勝負を決めなければならない都合上、いささか守備的なカードになるのでマッチしません。
もう一つのオーガはかなり前のめりないいカードなのですが、暴動を持っている裂き角は5/5で出せる上に飛行やトランプルを持たせられる可能性があるため、こちらを優先したいところです。
ちなみに冷気をもたらす者は最終盤に飛行クリーチャーが出る上に相手のクリーチャーを寝かせて盤面をこじ開けられるので絶対に入れておきたいところです。
これでも15枚あるのですが、これで大雑把にクリーチャーが固まりました。
クリーチャーでない呪文を選ぶ
ここからようやくクリーチャーでない呪文を選んでいきます。
色の合うものでコンセプトと真逆になり、攻撃のテンポが悪い開門と根の罠を除外するとこの5枚です。
驚くべきことに除去と呼べるものが1枚しかありません…しかも格闘除去。
本当は3枚くらいは除去が欲しいところですが、まあ3パックだけなのでこういうこともあります。
ちなみに燃えさかる炎は全体のパワーを上げますがこういったパワータフネスを修正する呪文はコンバットトリックで使えば除去にもなります。なので除去は1.5枚くらい、という感じですね。しかもほとんどのクリーチャーがトランプルになればフィニッシャー級の動きになりそうです。
カウンターを載せる野生の律動は噛み合いますし舞台照らしも後続クリーチャーを2枚唱えられるようにできるとかなり大きいです。
これで合わせて20枚まで絞れました。
土地の枚数を決める
次は土地の枚数を決めます。
マジックリーグの30枚デッキなら基本13枚、あまりにも低コストばかりのデッキなら12枚といったところでしょうか(それぞれ60枚換算で24、26)
シールドデッキの40枚デッキなら16〜18枚が適正というところです。ただ、よほどのことがない限りマジックリーグは13枚、シールドは17枚でいいかなと思います。
今回のような構成なら、マジックリーグなら13枚、シールドなら17枚にしたいなと個人的には思うところです。
もっと具体的に考えたい、と思う人は僕が前に作った記事が役に立つと思います
ということで土地の枚数は13枚に決めました。
これで合計枚数は33枚になりました。30枚にするには、あと3枚を間引かなければいけません。
さらに間引くものを決める
ここまで並べてみて、抜けるものは何か?ということになります。
僕は横向きにした3枚を選びました。
理由としては、
可能性の揺らぎは欲しいカードを探すためのカードであり、1枚を1枚に変える作用しかないというところです。他にも抜いていいカードがあるような気もしますが、ひとまずこれでいいかなと思いました。
ゴブリンの集会は今回1枚しか引けていないので、3マナ2/2の働きしかしそうにない、というところでかなり低いパワーになってしまいます。トークンなのでカウンターも乗せられないとなるとかなり不安ですね。
脚光の悪鬼は序盤に引けると強いですが、確実に1ターン目に置ける保証もないこのデッキでは後半に引いてしまってしょんぼりすることが多くなりそうなので抜けました。
ちなみに成長室の守護者が2ターン目に出ると、3ターン目に自身を順応する、ということができ、野生の律動を早めに置いておきたいので3マナのクリーチャーは少し少なくてもいいかもしれないので、3マナが少し歪でも問題はなさそうです。その辺りを加味したマナカーブはこんな感じ。
概ねいい感じ!
土地の色の配分を決める
これで枚数が30枚に絞られましたが、土地の比率が決まっていません。
ここで土地以外のカードが各色をどのくらい必要としているのかを確認してみましょう。
緑がやはりダントツで多いですね。
赤と緑を要求するものを赤と緑の間、緑と青を要求するものを青と緑の間に置きました。
それぞれの枚数を合計すると、
緑11枚
赤7枚
青5枚
となります。
青に関しては絶対に1枚は青マナを引いておきたいというのと、序盤に青マナを要求するものが2枚あるので、実際の比率よりは少し多め、赤は序盤に引きたいのは1枚ですが複数はよほどのことでないと要求されないので気持ち少なめ、緑は絶対に引いてこないといけないのでかなり多めに入れる必要があります。
お誂え向きにシミックのギルド門が引けています。
こういう2色のカードはそれぞれ1枚としてカウントして、以下のように組み立てます。
この枚数だと、
緑6枚
赤4枚
青4枚
が入った、計13枚のマナベースになります。
この比率であればだいたい差し支えなくプレイできそうです。
試しに遊んでみる
では実際に回してみましょう。シャッフルして7枚引きます。
おお、そこそこ理想的な手札なのでは??
ここから5枚引いていってどういう動きになりそうか見てみましょう。
上段左から1枚目、2枚目…のドローです。
相手の妨害がなければ、2ターン目守護者、3ターン目守護者順応、4ターン目に3/3威迫、5ターン目にトロール、6ターン目にトロール順応しつつ全体パワー+2で勝ちですね…テンポが良すぎて気持ち悪いw
この時違和感があれば随時調整していきます。
実際のプレリリースでは、その調整を入念にやっている間に構築時間が終了する、という感じですね。
まとめ
今回は、とりあえずまともには回るデッキを、とりあえず作るための方法になりますので、いろんな構築を試して強いデッキを組めるように目指してみてください!
シールドをやり慣れるともっと早くデッキが作れるようになりますので、全くわからない!という方にはこの方法をぜひ使ってみてください!