MTG航海日誌

航海だったり後悔だったり。MTGを楽しんでいきたい。

【安価ストレージ】安いけど楽しめるEDHカード紹介【探検隊】

こんにちは!ぷろすたです。

今回は僕がEDHで遊んでいて、

「こいつ安かった割に案外活躍したな!!」

というカードを紹介します。

 

『これからカジュアルEDHを始めてみようと思うけど、ひとまず安いカードで組んでみたい』『カジュアルEDHを始めるにあたって統率者は決まったんだけど、入れたいカードが見つからない』という方に読んでもらえると幸いです。

 

カードタイプごとに紹介でもよかったのですが、今回はデッキのテーマごとに分類しようと思います(次に更新するときには変わるかもしれません)

いろんな人からオススメをいただいたりしたので、新たにオススメをいただいたら追加したりしたいと思います。既にいただいたものに関しては後日追記していきたいと思います。

 

 

本題に入る前に注意書き。

 

“この記事はどういった状況でも活躍する万能で強力なカードを紹介するものではありません”

→強いカードはそれなりに高いものです。確かな強さを求めるのであれば、もっといい記事がありますので探してみてください。

 

“普段僕が遊んでいるEDHのレベル帯は4〜6、たまに7です”

→ガチガチのEDHでどう作用するのか、活躍するのかはハッキリ言って分かりません。あくまで「使ったらこうなって楽しかった」という話です。

 

“基本的に交流会主宰者としての目線です“

→僕の会では基本的に5−6レベルのEDHを推奨しており、勝利よりも盛り上がり、交流が重視されます。そういった側面での活躍も加味しています。 ということで基本的に「この10円カード、盛り上がり的には3000円分くらいの価値あったわww」というノリで紹介していきます。ご了承ください。

 

 

 

土地

クローサの境界

 

 

30円ストレージ常連カード。 タップインで無色マナを出す土地ではありますが、2マナで起動すると土地を2枚(平地と森)引っ張ってくる能力を持っています。土地の能力で都合3マナ払えば土地を1枚増やせます。(高速環境下ではマナファクトを使う方が早いです) そしてよく見ると“基本”とは書いていません。なのでデュアランやショックランドをはじめ、土地タイプを持つ土地を持ってくることができます。30円ストレージで見つかるものの中でもサイクリングランドやバトルランドは土地タイプを持ちますから、色の安定度がグッと増します。 固有色に緑と白が入っているデッキを使っていたら、是非検討してみてはいかがでしょうか。

 

対向色ミシュラランド

 

 

友好色の中にも30円ストレージ常連のカードはありますが、対向色は高確率でどれも30円ストレージから発掘できます。 タップインとはいえ2色土地ですから色の安定度は増しますし、いざとなったらブロッカーやアタッカーになれるのは強みです。

 

神殿

 

 

タップインして占術できる2色土地のサイクル。友好色も対向色もあり、どれも大変お安く手に入ります。 しかし、やはりデッキの枚数が多いために占術はとても便利です。タップインであることでのテンポ損はありますが、ゆるい環境なら「ちゃんと動ける」という可能性が上がるとしょんぼりする時間を減らせると思います。

 

バトルランド

 

 

基本土地が2枚以上あるならばアンタップインする2色土地。土地タイプを持っているので先述のクローサの境界から持ってこれます。その他、ウッドエルフなどの土地タイプ参照も対応してくれます。

 

サイクリングランド

 

 

確定タップインする2色土地。2マナ払うとサイクリングできるので、要らない時に他のカードに変えられるのは強み。こちらも土地タイプを持つのが強みです。

 

フィルターランド

 

 

単独ではマナを出せない代わりに、無色マナをも有色のマナに変えてくれる土地。無色マナを出す土地が多く採用されているデッキなどでは地味に重宝します。 例えば、ヒュージリーダーズでは溺墓の寺院を土地加速手段によく使うことと、序盤の土地加速手段が限られるために色の安定化に重宝します。 他にも僕の使っているデッキでは増殖をキーテーマにしたデッキがあるのですが、蓄積カウンターの土地が入っているために無色しか出ない、という事態にしばしば陥ります。そういった時にマナのロスなく無色を有色にできるのは強みです。

 

 

 

 

汎用性が高そうなカード(除去やサーチなど)

絶望の力

 

 

このピッチスペルのサイクルでは否定の力だけが群を抜いて有名なので軽く見られがちですが、じつはこのスペルは全体除去なのです。 無限トークンの速攻パンチなどの勝ち筋で勝つと言われた時にこれで助かることもありますし、対象に取らないということは看破される可能性が実は低いので、(出たターンに対処しなければいけないという点を除くと)結構助けてくれる時があります。

 

最古再誕

 

 

ドミナリアのアンコモン英雄譚。実は各対戦相手に飛ぶ能力なので、1枚生贄にさせた上に1枚手札を捨てさせ、最後に自分だけでなく相手の墓地からも1枚もらえる、という地味に統率者で使うとかなりのコスパカード。 当時のスタンダードでもよく使われたカードでもあるのですが、実は統率者でも5マナと重い以外は結構な嫌がらせカードになります。

 

最後の別れ

 

 

ドミナリアの5マナアンコモン。“納墓”と“魔性の教示者”がセットになったような効果を持つソーサリーです。どっちつかずな上に5マナなんて重いよ、と言われればそれはそうですし、もっと軽くてダイナミックな効果を持つサーチカードは確かにたくさんあります。しかし安価に手に入る上に1枚でどっちもいけるのはゆるいEDHでは地味に沁みる効果です。サーチカードが入れたいけど値段が…と足踏みしていた方はぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

 

稲妻曲げ

 

 

知っている人も多い、パワー4以上のクリーチャーを使うデッキ御用達の対象変更カード。流石に0マナのカードには及ばないものの、2枚目のカードとして非常に有用です。

 

 

不撓のアジャニ

 

 

6マナと重めのPW。プラス能力で土地でないパーマネントカードを最大3枚手札に入れることができます。緑と白を含むクリーチャー主体のデッキや、特にエンチャント主体のデッキでは緑白を高確率で採用することからアドバンテージエンジンとして優秀なカードです。統率者の構築済みに入ったこともあり、意外とストレージから発掘されることがあります。

 

クリーチャー主体のデッキにオススメ

グルールの憤怒獣

 

 

今回一番紹介したかったと言っても過言ではない1番のお気に入りカード。巨大生物を並べてパワーで沈める系の「旧き道のニーキャ」で使っています。 能力はシンプルで、グルールの憤怒獣や他のクリーチャーが出るたびに対戦相手のクリーチャーと格闘ができるというもの。トークンでも誘発してくれるので、トークンでチャンプ格闘して相手のクリーチャーを潰したり、そもそも大きいクリーチャーを並べるデッキであれば、対戦相手の盤面を壊滅させる時もあります。

 

 

破滅の伝導者(破滅を導くもの)

 

 

翻訳ミスにより、同パックのアンコモンと同じ名前になったために名前が変更された経緯を持つカード。なのでカードは「破滅を導くもの」という名前になっています。 唱えた時に無色の巨大クリーチャーをデッキトップに積み込めます。それだけでなく、最初に唱えるクリーチャー呪文が2マナ軽くなりますから、積み込めるだけでなく残っても展開の潤滑油になります。

 

 

ガラクの蜂起

 

 

晴れる屋さんのオタクカード紹介の動画でも出ていたカード。クリーチャー主体かつ大型のクリーチャーで戦うデッキであれば、ほぼクリーチャーに1ドローが付く置物です。それだけでなく、パワー4以上のクリーチャーをコントロールしていればこのカードが出た時も1ドローが付く(つまり割られてもアド損なし)上に、全てのクリーチャーにトランプルが付くおまけ付き。おまけと言いつつ(デッキは多少選ぶが)もはや全部が強いのでどれもおまけで片付けられないアンコモン。その上安いです。大型クリーチャーのデッキを作る人は是非試してみてください。

 

 

獣に囁く者

 

 

こちらはなんとクリーチャーを唱えるだけで1ドローできるクリーチャー。 よく使われるカードな気もしますが、案外安価で入手できます。

 

 

眷者の居留地

 

 

パワー4以上のクリーチャーをコントロールしている時に3マナ+自身をタップで1ドローができる土地。シンプルな効果でありながらパワーで押し続けたいデッキにはとても噛み合うので、意外と重宝する1枚。無色の土地のため、何色にでも入れられるのも大きな特徴。

 

 

隠れしウラブラスク

 

 

30円均一、のようなストレージではほぼ見かけませんが、ワンコイン以下で手に入るカード。ニューカペナ版ではない方のウラブラスクです。
ハクトスのEDHでもご紹介していますが、殴り合いにおいて自分のクリーチャーは速攻、相手のクリーチャーはタップインとなるので周囲とのテンポの差がとんでもなくつきます。
単に速攻が付くだけなら+1回殴るのがせいぜいのところ、相手のクリーチャーによるブロックがされづらくなるのでさらに+1回攻撃ができることがあります。そのため5マナとそこそこに重い部類ではありますが、ゆるめのEDH環境においてはあまり気にならずに使えることも多いと思います。

 

 

自由なるものルーリク・サー

 

 

数十円のストレージでしょっちゅう入手できるカードでありながら、EDHで出すと信じられないくらいのヘイトを買うカード。なにせクリーチャー以外で除去しようと思ったら6点ダメージを払う羽目になりますし、クリーチャーでない呪文を唱えまくって勝つというデッキからすると邪魔であることこの上ないので仕方ありません。統率者にして使う人もいるカードなので見かけたら入手してみてはいかがでしょうか。

 

 

巨大猿、コグラ

 

 

30円ストレージで稀に拾えるカード。単純に出た時の能力で相手のクリーチャーを潰せたり、攻撃時の誘発で防御プレイヤーの置物を叩き割ったりと、見た目のわりに起用な優良カード。
その上3つ目の能力を使った無限コンボがいくつかあるので、冷静に情報を整理してみると30円なのがよくわからないカード(ただし重い)。無限コンボに関しては、マナクリーチャーとそれに速攻を持たせるものを用いた無限マナがありますが、"隠れた薬草医"とコグラの2枚+計10マナ(紛争していれば8マナ)があれば無限に薬草医を唱えることができるます。つまり傍らにクリーチャーが出た時ドローするものを置けばデッキを引ききれますし、"衝撃の震え"や"鍛冶の神、パーフォロス"があれば相手のライフを焼き尽くすこともできます。人間しか戻せないところに注意。

 

溶鉄の始源体

 

 

ギルド門侵犯の多人数戦向けに印刷された始原体サイクルの一つ。どれもよくストレージで拾うことができるものの緑(森林の始原体)はEDH禁止カードなので注意。
出たときに各対戦相手から1ターンだけクリーチャーを借りて使うことができる上に、自身も速攻を持っているので、非常に奇襲性が高い攻撃ができます。1ターンだけ借りるね!と言いつつ生け贄にして死体を返すという外道ができるのはもちろんですが、ヘイトを集めているクリーチャーを奪って、それに他の人を攻撃させると、高確率でそれを相手がブロックして除去してくれる(つまり通したい本命が通りやすくなるということでもある)という小技があります。

 

 

巨大オサムシ

 

 

殴り合いを主とする緩い環境や、相手が除去を切らせた状況においては信じられない活躍をするカード。本体のダメージが通るとコピーがでてくるので、1度攻撃を通してしまうと全体除去以外ではとんでもないことになるときも。

 

 

 

リアニメイト(墓地からクリーチャーを釣りあげる)

 

死者起こし

 

 

30円では絶対買えないけどワンコイン以下のストレージではごく稀に見かけるカード。相手のターンの戦闘中しか使えないインスタントで、釣ったものはそのターンの終わりに生贄にしなくてはいけないという制約が付いています(つまり釣り上げたもので攻撃ができない)が、X呪文でX体をそのターンだけ釣れるというのはイカれたコスパ。僕はクリーチャーのCIPを使い回して遊ぶというコンセプトの“スカラベの神”デッキで使っています。出た時に悪さをするカードを瞬間的に数体並べてブロッカーに充てられるので、殴り合いの多いゆるめのEDHではかなりアドバンテージが取れる動きです。 使った後はキッチリ墓地に帰っていくので“スカラベの神”で釣り上げる基本の動きを阻害せず有難い一枚。殴れなくても出ればええねん、というデッキをお使いの方は検討してみては。

 

 

カーフェルの港

 

 

カルドハイムのアンコモン土地サイクルの一つ。タップインだけど青マナが出せる上に6マナと自身をタップで墓地を肥やしながらクリーチャーを戦場に出せます。 なんだめちゃくちゃ重いじゃないか、と言われればそうです。そうなんですが、これ土地ですよ…?しかもインスタントタイミングに起動できちゃうんです。流石にタップインですが、序盤もしっかり土地として運用できるのであんまりどうしようもないな!みたいな感じはありません。手札がなくなっても使えるリアニメイト手段なので、生き埋めとこの土地だけで勝てる時もあるかもしれません。リアニメイト手段をもう一枚入れたいけど入れる場所がない、と言う方、ぜひ検討してみては。

 

 

統率者ダメージで勝利するデッキ

 

背骨岩の小山

 

 

統率者ダメージ21点での勝利を目指すデッキの場合は、パワーを7にするように構成して3回ずつ攻撃して勝利する、または11点以上のダメージを2回与えて勝利するものが多いです(もちろん例外はたくさんありますが)。
なので統率者ダメージで勝利することを目指すデッキであれば、このカードの秘匿解放の条件が満たしやすいことが多いです。追加のアクションの起点になったりすることもありますので、赤いデッキで採用してみてはいかがでしょうか。

 

 

伝説たちの秘本

 

 

エルドレインの王権のブロール構築済みデッキと、コレクターブースターにだけ収録されていたカード。かつては30円ストレージでもたまーに見かけたカードですが、最近は見かけなくなりました。もしかしたらあなたの街のストレージにはまだ眠っているカモ…?ちなみに2022/6/1現在のトリム平均は584円です。
統率者ダメージで勝利するということは、統率者を出して攻撃させるはずなので、ページカウンターは貯まりやすいですね。そして統率者が出なくてもページカウンターが1つは乗った状態で出てくるので、最低でも1ドローがほぼ確約されているというカードです。ドローが苦手な赤や白の統率者を使う場合にはとても有効です。ちなみに明滅する統率者とも相性〇。

 

 

無限・即死コンボ

傷の反射+消耗した全能

 

 

傷の反射は各ターンの終了ステップに対戦相手だけもう一回このターンに失ったライフ分ライフを失わせるカード。ビートダウンデッキで設置すると一気に相手のライフを減らしていけます。ヘイトも爆上がりしてしまうので、置くときは注意。 消耗した全能は各プレイヤーのライフとクリーチャーと手札を半分(切り捨て)にしてしまうカード。相手のクリーチャーが死ぬと恩恵を得られるカードや、相手の手札を捨てさせると恩恵を得られるカード(“無駄省き”等)と相性がいいです。傷の反射と組み合わせると消耗した全能を撃ったターンの終わりに自分以外の全員が死にます(回復されると逃げられる時があります)。 同じターンで撃つとなると11マナかかってしまうので高レベルのEDHでは大振りすぎるコンボですが、どちらも安価で手に入るので黒いデッキで安価にフィニッシュ手段をお探しの方は検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

教えてもらったカードたち

こちらではTwitterでいただいたリプライを紹介していきます。

 

 

 

 

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回はざっくりと自分のデッキを見返してみて目についたものを中心に紹介してみました。また新たに見つけたら定期的に更新していこうと思っています。

 

これも足してくれ!というのがあったらいつでもリプライください!