MTG航海日誌

航海だったり後悔だったり。MTGを楽しんでいきたい。

【FF限定構築】店舗イベント用デッキを作ってみた【1対1用安価構築】

こんにちは、ぷろすたです。

 

かなり久しぶりに筆を執っています。

昨年秋に子供が生まれ、毎日騒がしい日々を過ごしています。だんだんとこれまでやってきたイベント主催との両立もできてきて、参加してくれたり手伝ってくれる皆様に感謝の日々を過ごしています。

 

そんな中、ついにMTG×FFという大型コラボがついに発売。店舗イベントもかなり気合が入った施策を公式が打ち出しておりまして

 

その中の一つに、「FF限定構築戦」というイベントがあります。

 

今回の記事ではこのイベントに参加するために構築した1対1用安価デッキのリストと、軽い回し方の解説を行っていきます。

 

ちなみにFFは友達の家で友達が7をやってるのをちらっと見たことがあるのと、コロコロコミックで連載していたチョコボとモーグリの漫画しか知りません。

 

 

 

FF限定構築戦、とは?

 

mtg-jp.com

 

身も蓋もないことを言ってしまうと「こいつ↑を見てくれ」なのですが、MTGは何も知らない!という方もご覧になるかもしれませんので、書いてないポイントも踏まえて詳細に記載していきましょう。

 

まず、このイベントには形式が2パターンあります。

 

統率者戦」と「1対1形式(スタンダードと記載するお店も)」です。

 

本来のMTGというのは、格闘技の階級分けのように、使えるカードの範囲がルール(フォーマット)ごとに違い、スタンダードというフォーマットは「特殊なセットを除いた過去3年分のカードを使って戦おう」というルール。

カードゲーム、と聞いて誰もが想像する1対1の形式にもさまざまなフォーマットがありますが、今回のイベントでは新規参入者向けにわかりやすく参加しやすいよう、その中でもFFのパックやスターターキットから出たカードだけを使って遊ぼう、というイベントになっています。

 

そして「統率者戦」というのは、カードゲームのイメージよりもどちらかと言えばボードゲームに近い、ワイワイと4人程度で卓を囲んでMTGのルールで対戦する遊びになります。MTGのルールと言っても4人で対戦する関係上の細かい違いがある他に、自分の推しのカードをデッキの中心に据えてデッキを作る、というカードゲームとしては特殊な遊び方となっています。使えるカードの範囲も上記のスタンダードとは異なり、本来は「一部の禁止カードを除き、どの時代のカードもデッキに入れられる(ただし同名カードは1枚まで)」というものになっています。そのために過去の強力で高額なカードも使用可能なのですが、今回のイベントでは参加ハードルを下げるために「FFのパックや構築済みから出たカードだけを使って遊ぼう」というものになっています。

 

 

なんか同じことを二回言っているように見えますが、ここからが少しややこしいところで、説明していきます。

 

先ほどのリンク先にも記載されているのですが、使えるカードと使えないカードが微妙に異なっています。カード左下の略号3文字を参照して、それぞれの使えるものを記載していきます。

 

 

FIN:パックとスターターキットに収録されている通常枠のカード

  →1対1、統率者ともに使用可能

 

FCA:パックに収録されている継承史カード(カード名が2つあるもの)

  →1対1、統率者ともに使用可能。ただし1対1では同名カード1枚まで。

(ちなみに本来のスタンダードでは使用不可)

 

FIC:コレクターブースター、および統率者構築済みデッキに収録されているカード

  →統率者戦でのみ使用可能。

 

 

 

簡単に言ってしまうと、このイベント自体は

 

よくわからない人はスターターキットや統率者戦構築済みキットを買ってそのまま参加してね!

 

というイベントなのです。

 

が。

 

 

どこのお店にも、スターターキットがない!!!

 

 

というのが現状でして、大人気によりかなり品薄となっています。

 

ちなみに統率者戦の構築済みで参加することはできるのですが、統率者戦のルールはMTGアリーナでも教えてもらえないのでこちらもハードルが高く感じられそうです。

幸いにしてパックやカードを購入することはできるので、だったら自分で作ればいいんだろうけどどうやって作ればいいのかわからない…という人は多いのではないでしょうか。

その上いざ作ろうと思っても、カードの値段を調べたら高いカードの金額に圧倒されてしまったりしている方も多そうです。

 

ではではご用意しましょう。スターターキットに毛が生えたくらいの金額で作れるデッキのレシピを…

 

 

緑白チョコボ

 

https://www.hareruyamtg.com/decks/1038219 

始めの方に書いた「コロコロコミックのチョコボの漫画しか知らない」という私でも愛着を持って使える素晴らしいデッキがこちらです。

色を2色に限定して、MTGにまだ慣れていない人にも使いやすい構成にしました。

また、1000円を超えるカードは採用しておらず、レアカードの枚数も最小限に絞っているので集めやすいカードの集合体になっています。おそらくですがボックスを1箱剥いていれば大半のカードは揃っているのではないでしょうか。

 

デッキのコンセプトとしては、チョコボ達が持っている上陸という能力を駆使して、

鳥を出す→土地を出して強化→攻撃

というシンプルな動きを繰り返して早期に相手のライフを削り切る速攻寄りのデッキになっています。

 

土地を手札から出せるのは基本的に1ターンに1回ですが、このデッキでは土地を探してデッキから戦場に出す《天晶堂に向かうプリッシュ》と《召喚:フェンリル》、さらに継承史カードから優秀な呪文である《遥か見(新たなる冒険)》を採用することで、同じターンに何枚も土地を出してチョコボをまとめて強化し、大ダメージを狙います。

鳥を出してからは鳥の数だけコストを軽減して出すことができる《バッツとボコ》で相手のクリーチャーを倒して道を開いたり、状況に応じて必要なバッツやデブチョコボを《サッズ・カッツロイ》でデッキから探してきて使ったりして相手を攻め切ることができるという構成です。

 

 

基本的には緑のカードを展開していくことになりますが、アンブロシアがいぶし銀の活躍をしてくれます。

 

アンブロシアは「瞬速」という能力をもっており、通常のクリーチャーと違ってインスタントと同じように相手のターンや相手の行動に対応して出すことが可能です。

これを利用して相手のターンの間はバトルメニューを構えつつ、相手が何も出さなければターン終了宣言後のターンをもらう前にアンブロシアを出す、という隙のない動きができます。その上アンプロシアは出たときに好きなパーマネントを手札に戻す能力を持っているので、手札に土地がなくなっても土地を戻して出し直すことでもう一度強化を継続することができます。

また、《サブクエスト:チョコボ育成》を手札に戻して出し直すことでチョコボの頭数を増やすことができますし、最終章を解決して死亡する直前の召喚獣を手札に戻すことで使いまわすことができます。その他にも相手の除去呪文でクリーチャーがやられる前に手札に戻して除去を躱したり、相手の攻撃のブロッカーとして死ぬ前のクリーチャーを手札に戻して出し直したり、《バッツとボコ》を戻せば除去が可能にと、できることはかなり多彩です。このデッキの強みであり、使い方次第で単調にならない奥深い戦術を取ることも可能になります。

 

一見すると白マナを出す土地が9枚、フィルター機能を持った首都を含めても11枚と、これで白マナ出るの??とお思いになるかもしれませんが、基本的に緑マナがあれば初動は取れることと、先に書いた土地を探して戦場に出す呪文が9枚採用されているので、白マナは実質20枚確保されています。ついでに言えばチョコボ育成の裏面も土地サーチなので、白マナの確保に困ることはほぼありません。

 

サイドボードには相手が除去主体のコントロールデッキであった際にクリーチャーの横並びで勝てるように《チョコボのレース場》、地上戦でお互いににらみ合ってゲームを決められない場合に空から攻撃して勝てるように《バハムートのドミナント、ディオン》を採用しています。

その他の小技としては《チョコボキック》をキッカーコストで唱える際に土地を戻して出し直すことで、手札に土地がない時でも上陸を無理やり誘発させたりできるので、積極的に狙っていきたいところ。ただし、チョコボキックもバッツの除去能力も、自分がクリーチャーをコントロールしていないと強く使えないので、対戦相手が赤黒の除去コントロールだったりなど、自分のクリーチャーが生存しにくい場合はチョコボキックを抜いて《回復魔法》で守ったりできるようにサイドボードをするといいでしょう。

 

全体を通して動きはとてもシンプルなので最近MTGを始めた方にも使いやすく、使い方によっては奥深さも感じられる構成にできたのかなと思っています。

 

上記のデッキリストは晴れる屋さんのページに飛んでしまうために在庫がないかもしれませんが、Wisdom Guildさんなどで最安値と通販在庫のあるお店を調べられるのでご覧になってみるといいかもしれません。

計算してみてはいませんが、大半のカードが30~100円の範囲で購入できると思いますので、全て1から通販でかき集めても5000円でおつりがくるように作れる気がしています。

 

ちなみに今回のデッキに《旅するチョコボ》を採用していませんが、金額が高いカードになっているために入っていないだけなので、もしも何枚か持っていて採用したいなと思った場合は《シパーフの騎乗》を差し替えていただければよいと思います。3枚以上採用する場合は追加で《サブクエスト:チョコボ育成》を抜きましょう。こうすることで鳥を持っているカードの枚数を引き上げられるので、旅するチョコボの能力を生かせると思います。

 

 

バント(緑白青)チョコボ

 

 

こちらは先ほどのデッキリストに青をタッチし、《桃源郷の探究者、チョコ》を採用したり、土地に《SeeDの学び舎、バラムガーデン》を採用しています。

基本的にチョコで爆発的なアドバンテージを得るための発展形と思っていただければと思います。こちらのパターンも例によって9枚の土地サーチを使えば白に加えて青も簡単に出せるだろうという発想で構成されており、チョコ以外に青を使うことは基本的にないので島を引いてしょんぼりすることがないよう、遥か見で探すための1枚だけの島とバラムガーデンだけ足しています。バラムガーデンに関しては緑も生める土地なので基本的には腐らず、後々になって島をサーチしてくるか首都から青マナを生めば裏面に変身することも可能となっています。

そんなチョコはたった2枚の採用と本当に最小限に見えますが、サッズで探してくることが可能なので実質4枚の採用となっています。盤面は整ったけど相手の盤面が越えられないので爆発力が欲しい、という場面でチョコを出してから攻撃することで、本当にめちゃくちゃなアドバンテージで一気に勝利に近づきます。

 

先ほどの構成にチョコとバラムガーデンという安価なレアを搭載しただけなので、少しの金額追加でさらに味のある動きをしてくれます。

 

サイドボードも同じような構成になっていますが、せっかく青を追加で採用しているので、青を1マナしか必要としない打消しとして《中略》を採用しました。

相手が大振りなデッキであったり、後半にこちらが大量に土地を抱えている状態で相手のフィニッシュブローを看破したい場合などに《バトルメニュー》や《チョコボキック》と差し替えてみると良いでしょう。

 

こちらも先のデッキと同様、金額を低く抑える目的で《旅するチョコボ》を採用していませんが、同様に何枚か持っていて採用したいなと思った場合は《サブクエスト:チョコボ育成》を減らしましょう。ただし、チョコボ育成の裏面である黒チョコボは、全体を強化することができるのでとても強力で、旅するチョコボの2倍上陸とも大変相性がいいので、4枚採用するとなったらチョコやデブチョコボを抜くことも検討の余地がありそうです。お好みで調整してみてください。

 

これまた、Wisdom Guildさんなどで最安値と通販在庫のあるお店を調べられるのでご覧になってみるといいかもしれません。計算してみていませんが、こちらも比較的手ごろな価格で組めるデッキになっていると思います。

 

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

今回のイベントは、私たち既存プレイヤーも新規の方が入ってきてくれるのをとても楽しみにしていますので、ご自分の好きなデッキで参入してみてほしいなと思っています。

その参考になればということで今回はお送りしました。他にも今回のイベント用のデッキを考案して発信されている方がおられるようなので、いろんな記事を見てみていただければと思います。

 

 

私の主宰しているぷろすた会でも、今回のFF限定構築のデッキを使った対戦は大歓迎ですので、お店の大会は気兼ねしてしまうので練習相手になってほしい、せっかく作ったので対戦してほしいという方はぜひご参加くださいね!

詳しくは私のXアカウントをご確認ください。

 

ではまた!!