こんにちは!ぷろすたです。
連日新型コロナウィルスの猛威が報道され、安心してカードショップにも行けないし、カードショップでも対戦スペースは閉鎖。デッキを作っても遊べない…
そんな鬱々とした毎日ですが、家にいながら紙のカードで対戦する方法があります!!
それがTwitterでも行われている「Discord」を使った対戦!
でも、最近は急激な需要の増加でWebカメラが品薄状態に。そうして環境構築を諦めてしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、僕がDiscordに参入した方法、
「自分のiPhoneをWebカメラにしてDiscord対戦する方法」
を書いていきます。
Androidにも対応しているアプリなので、Androidをお使いの方も参考にしてみてください!
注) あまりPCに詳しい人間ではないので、僕はこの方法でなんとかしたよ!というレポになります。難しい質問には答えかねますのでご了承ください。
はじめに
きっかけは元々Twitterでも頻繁に見かけた、「Discord」というアプリを使用しての遠隔対戦。
Discordとは、簡単に言うとSkypeと似たようなビデオ通話が可能なアプリなのですが、オンラインゲームなどで画面を共有しながら通話するなどの機能に特化しているのが特徴となっているアプリです(詳しくは割愛)。
前々から気になっていたものの、実際に顔を突き合わせて対戦する機会に恵まれていた僕は、あまりその必要性を感じていなかったためにずーーーっと導入することなくMTG生活を謳歌していました。
が。今回のコロナショックで遊ぶ場所は軒並み閉鎖されてしまい、普段一緒に遊んでいた仲間たちとも会えない日々。
そして仲間内でDiscordで対戦をやろう!という機運が高まったため、重い腰をあげたのでした。
ですが…
我が家のノートPCにもカメラは内臓はされているのですが、大体のカメラはディスプレイに内臓されているのでカメラを盤面に向けると画面が見えません。
そこで外付けのWebカメラが必須アイテムになるのですが・・・
「Webカメラが品薄らしい」
そんな噂を聞いて、検索してみると…天下のAmazonですら在庫切れのオンパレード。立川のLABIでWebカメラがないか聞いてみると
店「すみません、在庫がなくて」
僕「えっ!ただの一つも!?」
店「申し訳ございません〜!」
という訳で早速暗礁に乗り上げてしまったのでした。
もちろんスマホ一つでビデオ通話自体はできるものの、画面が小さい上にカメラと同じ向きになってしまうので相手にとっても自分にとってもやりづらくなってしまうという問題があります。
で、いろいろとアドバイスをいただくうちに、
「スマホをWebカメラとしてPCに接続する方法がある」
ということを知り、今回実行してみることにしました。
ざっくりとした原理
どういう原理でこれを行うかと言いますと、
- 同じWi-Fiに接続されたPCとiPhoneを用意
- iPhoneのカメラで撮影された映像をPCへWi-Fiを介して送る
- その映像をDiscordに読み込ませ、相手へ送信する
というもの。
この2の工程を行ってくれるものが、iPhoneをWebカメラ化するアプリ、ということです。当然、PCとiPhoneを接続するわけですから、iPhoneに送信機の役割をするアプリ、PCに受信機の役割をするアプリをインストールしなければなりません。
「Discord iPhone Webカメラ化」
などで検索すると出てくるアプリが「epoccam」というものなのですが、何度試してもうちのWindowsPCでは全く上手くいきませんでした(PCでカメラを検知しても受信機の側がまともに動いてくれなかった)。
そこで今回使ったアプリが次の項です。
今回使用するアプリ
で、今回使ったアプリが…
「iVCam」
というアプリ。無料で使えるソフトになりますが、御察しの通り広告が出るものになります。と言っても相手に送信する画面に広告が出たりすることはないのでご安心を!
※残念ながらmacには対応していません。
DLサイトはこちら↓
英語のサイトが出てきますが大丈夫です。
次の項から、DL手順を解説していきます。
DLの方法
iPhone側
このリンクをタップするとApp Storeに飛びます。
そのまま出てくるアプリをインストールします。
PC側
「Download for Windows」
と書かれた青いボタンをクリックするとインストーラのDLが始まりますのでインストールしましょう。
接続の確認
まずはiPhoneとPCを同じWi-Fiに接続し、iPhone上でiVCamを起動します(PC側のiVCamを起動する必要はありません)。
すると、勝手に接続先のPCを探し出してくれて・・・
こんな感じで同じWi-Fi上にある接続先がずらっと出てきます。
この中のどれかに接続すると
こんな表示がでます。
これでPCとの接続が完了します。
これが出たらiVCamのアプリを表示している限り、この接続が保たれます。
途中でアプリ上で広告が流れたりしますが、カメラで撮影している内容はPCに送信され続けます。広告の内容は送信されません。
この状態でiPhoneの電源ボタンを押したり、ホーム画面に戻ると、自動的に接続が切れます。
以上が基本的なこのアプリの使い方です。
この時点で映像を確認したい場合
PC上でiVCamを起動すると、ビューワーが立ち上がります。
その後、表示されているナンバーと同じナンバーでiPhoneから接続すると、実際に送信されている映像を確認できます。
Discord側の設定方法
次にDiscord側の設定をいじっていきます。
おそらくデフォルトだとPCに内臓されたカメラがビデオ通話で使用するカメラになっている(もしくは内臓していないPCだとないかも)ので、これをiVCamで受信した映像を参照するように設定します。
画面左下の歯車マーク(自分のステータスなどが書かれたところ)をクリックして、設定を開きます。
左側にずらっと並んだ項目の中から「音声・ビデオ」の項目をクリックします。
「ビデオ設定」のところのカメラのプルダウンメニューをクリックし、
「iVCam」
の表記があるカメラを選択します。
僕のPCでは何故か、#1〜#3まである中の#3しか表示されなかったのでこれにしました。
一旦PCでの操作はここまで。
再度iPhoneからPCに接続
その後、再度iPhone上でiVCamを起動します。
PCとの接続先を選ぶ表示が出るので、先ほどDiscordの設定で選択したものと同じナンバーを選択して接続します。
iVCamのカメラを起動している時は右上の×マークをタップすると、接続を選択する画面に戻れます。
そこから真ん中の再生マークか、左の矢印マークをタップすると、再度接続先を選択できます。
これで接続ができているかを確認してみましょう。
先ほど選択した項目の隣にプレビュー画面があります。
「ビデオをテスト」
というボタンをクリックすると、iVCamで送信された映像が表示されます。
この時、iVcamのアプリ上では左右が反転した映像が表示されます(反転がデフォルト設定なのか、僕のがおかしいのかは不明)が、送信されているデータは左右反転されていないものになります。
これがちゃんと映れば、カメラの同期は完了です。
いざ対戦!!
あとは任意の相手とビデオ通話を開始するだけ!
ここから先のDiscordの使い方については、解説されているサイトがたくさんあるので、そちらを見てみてください♪
今回僕は、ドンキホーテで500円で買ったスマホホルダーを使ってiPhoneを固定して対戦してみました。一応似たような商品のリンクをつけておきます。
机にクリップで固定する、アームが60cmのものを使用したのですが、小さめのプレイマットがギリギリ全部カメラに映り込む程度の視野でした。
通常サイズのものであればもう少し長さ(高さ)が必要かもしれません。リンク先の商品は長さ75cmとのことなので、ちょうどいい長さになっていると思います。
ただ、こういった1本のアームで固定するタイプのものだとどうしても机の振動をモロに受けて振動してしまうので、心許ないと感じる方は3脚などのどっしりしたものを使うと良いと思います。
こういった下向きにできる三脚だと良さそうですね^^
他にも百円ショップで売ってるワイヤーネットを組み合わせて工夫されている方もいらっしゃるようです。
こういった商品を4枚使って、下と手前の抜けた箱を作り、タイバンド等で固定して組み合わせ、盤面の上に設置してその上にスマホを置くと、メッシュの隙間から盤面が写せるというもの。
Twitterで目撃した画像では、まさかの小さな脚立に棒を渡してその上にスマホを置いている人まで。いろいろな方法があるので身の回りのもので試してみると良いと思います。
実際に対戦してみると、案外普段と変わりなくプレイできました。
もちろん相手とのコミュニケーションありきなので、お互いに注意や工夫は必要だと思いますが、しっかりと宣言をすれば問題なく対戦できたと感じました。
あともう一つ発見だったのは、友人の安いWebカメラよりも、こちらの画面の方が画質がよかったという点。こちらはカメラの調達に関してはビタ一文お金をかけていないので、なんだか申し訳ない気持ちでしたw
実際にiPhoneのカメラを使用した時の画質が市販のWebカメラではどういった画質レベルになるのかは不明ですが、比較的綺麗に盤面が撮影できていたと思います。
ただし、その代わりにカメラをOFFにして一旦iVCamの接続を切らないとスマホを使うことはできないので注意が必要です。そのため、普段はスマホのアプリでライフを管理している方は、何か別の方法を用意した方がいいかもしれません。
もっとも、今回の方法は機種変更して使わなくなったiPhoneを使っても可能なので、もしも使っていないiPhoneがあれば、そちらをカメラとして使用してみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回は「iVCam」を使用してWindowsPCとiPhoneを接続してDiscord対戦を行う方法をお届けしました!
実際に遊んでみて、スマホがいじれないという多少の不便さがあったり、いつもよりしっかりとしたコミュニケーションを心がけることが必要だなと感じました。
しかし実際にマジックを遊ぶことには変わりはないですし、紙のマジックを遊べることは何よりの喜びでした。実際に人の密集した場所に出向いてコロナウイルスをもらってしまうことに比べたら、絶対に安心な方法ですしね。
新型コロナウィルスの早期の終息を望みつつ、みんなで楽しく外出自粛期間を過ごしていきたいですね!
※ 5/24 追記
オンラインリモート対戦によるカジュアル大会を実施いたします!
初心者の方でも、上級者の方でも楽しめる大会にしますので、ぜひご参加ください!!