MTG航海日誌

航海だったり後悔だったり。MTGを楽しんでいきたい。

イコリアプレビュー(1):新キーワード能力について語る!

こんにちは、ぷろすたです!

 

始まったばかりのイコリアプレビュー!

今日は初日に発表された新しいキーワード能力に関して思ったところを書いていこうと思います。

 

まとめの下に公式記事へのリンクをつけておきますので、詳しく確認したい方はそちらをご確認ください!

 

 

 

 

サイクリング

まずは再録キーワードとなるサイクリング。

 

サイクリングのポイント

 

・サイクリングは手札で起動させる起動型能力

 

 →サイクリングコスト(コスト+このカードを捨てる)を支払ってカードを1枚引くを意味する。

 →呪文として唱えたものではない。

 

 

・普通の能力と同じようにコストを払ってスタックに乗る。

  

 

・「サイクリングしたとき」というのは、サイクリングコストを支払った(カードを捨てた)ことで「1枚引く」ことがスタックに乗った時に誘発する誘発型能力であり、カードを引く前にこの誘発型能力が解決される。

 

 

・サイクリングした時に誘発するパーマネントの能力は、コストを支払ったことで誘発する。サイクリングすることにスタックしてそのパーマネントを除去しても既にスタックに乗っている(カードを捨てることで誘発する能力も同様)

 

 

・同じように、サイクリングすることにスタックしてサイクリング時に誘発するパーマネントを設置しても、サイクリングコストを支払った時に戦場に出ていなければ誘発しない。

 

 

 

 

 

 

というのがサイクリングのポイント。

 

サイクリングの最大のメリットは、そのタイミングでは要らないカードを捨ててカードを引くことができるので、状況に応じた柔軟な対応を可能にしてくれるという点。マナコストの重いカードでも、サイクリングすることでそのタイミングで必要なカードに変えられるのは何よりのメリットとなります。

 

前回スタンダードでサイクリングが収録されたアモンケットの頃に公式に出た記事がこちら。構築やプレイングの助けとして、とても参考になるのでシールドやドラフトの前にぜひ読んでみてください!

mtg-jp.com

 

 

キーワードカウンター

 

イコリアで登場する新しい能力!

ポイントはこちら。

このメカニズムのポイント

 

・「~カウンター」という形で表記される。その名の通り、そのキーワード能力をそのパーマネントに付与する。

 

 

・飛行、トランプル、接死、警戒、先制攻撃、威迫、到達、呪禁、絆魂、の9種類がある模様。

 

 

・同じ複数個置かれる場合があっても特に追加で効果が得られる訳ではない。

 

 

・カウンターなので、置かれたパーマネントが戦場を離れると取り除かれるが、置いたもののカードタイプが変わるだけならカウンターは残る(クリーチャー化した土地が普通の土地に戻った時など)

 

 

・置かれたパーマネントがクリーチャーでなければ特に意味を為さないものが多いが、当然それがクリーチャーになれば機能する。

 

 

・ただし、接死カウンターと絆魂カウンターに関してはクリーチャーになっていなくても機能する(ダメージを与えると破壊したりライフを得たりする)。

 

 

・呪禁カウンターの場合については言及されていなかったので、リリースノート待ち。

 

 

以上がポイントになりそうです。これには正直、なるほどと思いました。

 

今までは常盤木能力を付与する場合はターン終了時までという期限付きか、オーラや装備品、全体エンチャントなどで持たせるしかありませんでしたからね。まさかカウンターでそういうのが出るとは!

 

これでいろんなクリーチャーに能力をもたせて遊べますね。特に接死カウンターや絆魂カウンターはクリーチャーでなくても機能するみたいなので、いろんな悪用方法がありそうです。スタンダードだとこの辺りに接死カウンターを乗せると楽しそう。

 

 

波乱の悪魔については既にツイッターで話題になっていましたね^^

個人的には無敵砲台を作るのが楽しそうだなと思ったので、灯争大戦のカーンで一瞬だけクリーチャーにしたワンドに接死カウンターを乗せ、毎ターンクリーチャーを倒していく、なんていうのは楽しそう(なだけで手間もコストもすごいけど)。

 

しかしこれだけの種類のカウンターを網羅するとなると更にダイスケースの中身がたくさんになりそうですね

(サプライ作ってる方、オシャレなの期待してますよ!)

 

呪禁カウンターに関しては発表され次第追記していきます。

 

変容

 

これもイコリアで新登場の能力!

ポイントはこちら。

このメカニズムのポイント

 

・『変容する』とは、「自分がコントロールする人間でないクリーチャーを対象として変容コストで唱え、解決に際して対象としたカードの上もしくは下に重ねて戦場に出る」ことを意味している。

 

 

・変容した後のクリーチャーは、一番上に置かれたクリーチャーに、その下にいるクリーチャーの能力だけが全て付与された1つのクリーチャーになる。

 

 

・パワーやタフネス、マナコスト、サブタイプ、カード名は一番上に置かれたカードのものを参照する。

 

 

1体のクリーチャーを何度も変容することも可能。人間でさえなければトークンも変容できる

 

 

・変容コストで唱えたクリーチャーはクリーチャー呪文なので呪文として対象に取って打消しが可能。打ち消された場合は通常どおり墓地に置かれる。

 

 

・変容コストで唱えた際に変容する対象を選ぶが、解決前に対象となったクリーチャーが戦場からいなくなった場合、変容コストで唱えたクリーチャーは通常のクリーチャーと同じように戦場に出る

 

 

・変容したクリーチャーが死亡する時、重なったカードは全て墓地に送られる。

 

 

・変容した時に誘発する誘発型能力は、その変容コストで出たクリーチャーの分も誘発する。(例えば、キングギドラが変容して出た場合、キングギドラの変容した時の能力が誘発する)

 

 

・カードタイプが変わるもの(クリーチャー化した土地やPW、テーロスの神など)を変容元にした場合にクリーチャーでなくなった時の挙動については現状は不明(リリースノート待ち)

 

 

最初に見た時の感想としては、「異界月の頃の現出を思い出すなぁ」だったんですが、現出クリーチャーの誘発能力はどれも唱えた時の誘発だったので、今回の変容と比べると一長一短だなぁ、と。

何より現出と異なるのが、現出は現出元が生け贄になるので墓地に送られるのに対し、今回は戦場に残って能力を引き継ぐことができたり、最初から強いものの下に重ねて能力を付与するなどのバリエーションが選べる点ですね。

どういったカードが登場するのかは現状ではそんなに多くないのでなんとも言えないですが、個人的には今の所見えている変容クリーチャー(特に3色のもの)はどれもイマイチ使いにくそうな印象です。これについてはまた別の記事で。

 

 

ひとまず、人間でないマナクリーチャーが相性がいいカードなのかなと思っています。特に成長のドルイドを変容するとタップしない限り呪禁を持つので、無敵生物を作るのも夢じゃないかも。

まだどんな変容クリーチャーが出てくるかわからないところもあるので、どんなデッキが飛び出すのか楽しみ!

 

ちなみに現出も現出元が除去されない(唱えた時点で生贄になっている)挙動をしていたのですが、今回もそのクリーチャーが出ることは変わらないというところで驚きました。その代わりに変容するという条件を達成できなくなるので、注意が必要です。

 

カードタイプが変わる場合や、手札に戻った時の挙動などが記載されていないので、この辺りの詳細はリリースノートが出てから追記していこうと思います。

 

 

相棒

 

なんと、通常の構築をまるでEDHのようにしてしまう新能力!

ポイントはこちら。

このメカニズムのポイント

 

 

・相棒はゲーム中に1度だけサイドボードから、手札の普通のクリーチャーと同じようにマナコストを支払って唱えることができるが、そのカードに記載された制約に従ってデッキを構築しなければいけない

 

 

・ただし、サイドボードはその制約を受けない

 

 

・相棒はサイドボード(BO1の場合はゲーム外に置くだけでよい)1枚だけ入れ、ゲームの開始時にサイドボードにある自分の相棒を公開してゲームを開始しなければならない。

 

 

・相棒として使用しない場合、メインボードに通常の構築と同じように入れることができる。この場合、相棒の制約に従った構築をする必要はなく、相棒の項目を無視して通常のクリーチャーと同じように運用できる。

 

 

・唱えられた相棒は、そのゲーム中にサイドボードに戻ることはない。打ち消されれば墓地に送られるし、死亡しても墓地に送られる。ライブラリーに送られることもあるかもしれない(ので、統率者のようにローダーに入れたりして使用する場合はライブラリーと同じスリーブにできるようにしておく配慮が必要かもしれない)

 

 

・ゲーム間のサイドボーディングでメインボードに入れた相棒をサイドボードに送った場合に構築の制約などについてどういうルールになるのかは現状不明(リリースノート待ち)

 

 

 

最初に見た時は統率者と同じように使えるなら手札が1枚増えるようなものなのでいいなぁと思っていたのですが、構築に縛りが出たり(しかも結構縛りがキツい)、そこまで強力ではないとなると相棒として構築で使うのは結構厳しいのではないかなぁ、という印象。だったのに「メインボードに入れるなら構築の縛りはない」というのを見てズッコケてしまいましたww

だったら普通にメインボードにぶっ込んで構築するわい、とww

 

ひとまずは、それを乗り越えても余りある力を持った相棒が登場することに期待!というところでしょうか。

 

そして一番意味がある(というかエモいなと思った)ところとしてはEDHでの使用ではないかなと思いました。

以下は公式発表からの抜粋です。

 

 

統率者戦を楽しむ皆さんは、サイドボードがなくても相棒との戦いを楽しめます。「統率者デッキ」には相棒が含まれているのです。それはゲーム開始時にはゲームの外部にあり、デッキの100枚に含まれません。なお相棒を使うにはデッキの他のカードと同様に、あなたの統率者もデッキ構築のルールに沿ったものである必要があります。

 

ん??デッキの100枚に含まれない??つまり統率者とも別??

 

ということは察するに、ゲーム外にもう一枚統率者があるような感じで、相棒を置く、ということになるのでしょうか。

 

 

だとすると、感覚としては従来の「共闘」に近いイメージになります。しかし、共闘の場合は2体の統率者を含めて100枚。

それに対して、ゲームの外部に相棒を置くことになるので、相棒は101枚目のカードということに!?

 

なんかそれってエモくない?

 

だとしても統率者すら相棒の構築縛りの対象になるとは、なかなかヘビーな制約のような気もしますw

その制約を受けても余りある力を持った相棒が登場することに期待!(2回目)

 

そして問題なのは相棒が統率者の固有色の縛りを受けるかどうかというところ。こちらもリリースノート待ちということになりそうです。わかり次第こちらにも追記していこうと思います。

 

 

まとめ

 

今回はイコリアで登場するキーワードについて思ったことを書きました!

 

今までにない複雑なルールを伴った能力が多いので、詳しいところはリリースノート待ちになってしまいますが、いろんなものを悪用できる可能性がある能力にワクワクしますね!!

 

次回以降は発表された新しいカードについて書いていこうと思っていますのでお楽しみに!!

 

↓公式の記事を確認したい方はこちら!↓

 

mtg-jp.com