今回は、いつもお金がない僕がマジックをする中で気にしていることを書いていきます。
「これからマジックにどれくらいかければいいの??」
という人に、少しでも参考にしていただけると幸いです。
今回はアリーナと紙のマジックを始める時の話と、月々にかける金額、初期投資にかける金額を考えていきます。
無料で始められるアリーナのメリット
まず、真っ先に書いておきますが
マジックを無料で始められるからやろう、という理由で始める方は、アリーナから入ってみてください。
どんなデッキが多いのか、どうやったら勝ちにつながるのか、どういう動きが強いのかがわかってくると思います。基本無料で遊べるので、マジックのルールと基本を学ぶのにはいい場所になると思います。
それでもある程度まで行くと、欲しいカードを入手するのに課金が必要になるでしょう。とはいえ、実際の紙のカードでは高額なものをたくさん入れたデッキを使うのなら、ほとんどレアリティだけで課金額が決定するアリーナは比較的安価に済むと思います。
その理由は、アリーナではワイルドカードという「同じレアリティのどのカードにも変身させられるカード」を使ってデッキを構築するのが主になるからです。
実際のカードでは5000円するカードも、50円のカードも、同じレアリティであればアリーナにおいては等価値なのです。
なので逆に、面白いカードを使って面白い勝ち方を目指したい!という僕のような人にはアリーナはおすすめしません。苦労して手に入れたワイルドカードを実勢価格20円のレアカードに使うということになるからです。
同じことをたくさんの人が考えるため、アリーナでは実際に結果を残している強いデッキとしか当たらないことが非常に多いです。なのでそれなりに強いデッキを用意しないといけないのですが、そこまで行くのに時間がかかります。僕もそんな時間がない、ということで最近アリーナは一切やっていません。
なので、
値崩れしにくいであろうカードをたくさん使うデッキをアリーナで作成し、いろいろと試した後で実際のカードを購入して、そのデッキのメタ上での立ち位置が怪しくなったらさっさと売り払って次のデッキの資金に・・・
というのはたくさんのカードを試してみないといけない競技プレイヤーにとってとてもいいツールなのだろうなと思います。
ちなみにスタンダードの環境トップで、最もお金がかかるデッキを一式揃えるとなると、高くて数万円かかってしまいます。それをどれだけ上手に売り捌いたとしてもその金額全てが返ってくることはほとんどありません。
それでも買ったカードを使わないままにしておくのももったいないので、たくさんのデッキを試すなら売って次へ、というのはいい選択肢だと思います。
ウェルカムデッキは無料!に固執してはいけない
紙のマジックは無料で始めることはできますし、大会に参加することは「一応」できます。
しかし、はっきり言ってしまうと
そのままでは100%つまらない思いをします。
どれくらいつまらなかったかはこちらを見ていただけると分かります↓
少し自分なりに改造してこの有り様です。そのままだったらどうなるか、想像に難くないですよね。
つまらない思いをするだけの趣味なんて、なんの息抜きにもなりません。
なのでいくらかはお金をかけたほうがいいと思います。
とはいえ、あまりお金をかけたくないのもまた事実。
人によっては盲目的に「安ければ安いほうがいいから0に近くないと嫌だ」と思っている人も多いのではないでしょうか?(実際僕も始めた頃はそうでした
かける金額を決めるのが大切。初期投資は7000円くらい?
いくらかはお金をかけたほうが良い、と書きました。初期投資は確実に必要です。
その人それぞれの収入で金額も変わってくると思いますが、
まずは無駄遣いを防ぐためにお金をいくらかけるのかを決めるのがいいと思います。
ではここで、いくらくらいが一般的に趣味にかける金額として妥当なのか?というのを見てみましょう・・・
6年前の記事ではありますが、収入の20%まで、という人が大半のようです。
10%未満の人が半分くらいということなので、仮に収入の7%と決めましょう。
手取り月収を仮に17万円とすると、およそ1.2万円です。
実は僕もこのくらいで、月によって変動しますが、平均するとこのくらいです。ただ、これでも結構重くのしかかる金額なので積極的に自炊をしたりして他のお金を浮かせるように努力しています。
これから始めるという人であれば、その他に今までやっていた趣味などにもお金をかけていると思いますので、とりあえず初期投資としては7000円程度を目安とするのはどうでしょうか。
7000円あれば、白単か赤単のチャレンジャーデッキを買って、ある程度改造するところまでいけると思います。
何よりチャレンジャーデッキだけでも大会に参加して楽しめる程度の力がありますから、段階を踏んでいきたい人は一旦チャレンジャーデッキだけ、とすると3500円程度で済みます。
この時期でチャレンジャーデッキを買うの??半年弱しか使えないじゃん!
という方もおられるかと思いますが、
月に1.2万円でも、4ヶ月(6〜9月)かければ5万円弱になりますので、この4ヶ月を戦い切れるデッキが一つあれば、その間にカードを集めてローテーションに備えることができます。
なので「もったいない」というのはわかりますが、そのためにローテーションしないカードだけのデッキを自分でイチから考えたりする手間ができて遊ぶのも億劫になってしまったり、考えてみたはいいけれど全然戦えなくてつまらない思いをするくらいなら、その方が断然いいだろう、と僕は思います。
まとめ
今回は具体的に毎月マジックにかける金額について提案してみました。人それぞれの経済状況によって変わってくると思いますので、あくまで参考にしていただければ幸いです。
どっぷりはまってしまうのは簡単ですが、社会生活を営めなくなっては大変です。ぜひ、かける金額を自分なりに設定して、身の丈にあった向き合い方を模索してみてはいかがでしょうか。
次回は、7000円の予算で白単のチャレンジャーデッキを改造して、かかるであろう金額を計算してみます。