前回はこちら!
3連勝+ID(同意の上の引き分け)で上位4名のシングルエリミまできたぞ!!
なんと1位通過!!ネタデッキで1位通過!!めっちゃ嬉しい!!!
しかしここで負けたら優勝はできないぞ!心してかかるんじゃー!
準決勝:ディミーアコントロール
第1ゲーム、先手で開始。相手はフェロックスの天敵、『喪心』を確実に積んでいる青黒。こちらは2ターン目にアーク弓、3ターン目に律動と動き、4ターン目にフェロックスを走らせたり、土地をアーク弓で次々にクリーチャーに変えたり(しかもインスタントタイミング)して盤面を蹂躙して勝利。
第2ゲーム、後手になってしまったために完全に盤面をケフネトのもたらすアドバンテージで蹂躙されてしまい、敗北。
第3ゲーム、アーク弓、律動と展開して勝ちか??と思われるも、相手の盤面にケフネトが着地。どんどんアドバンテージを握られる。アーク弓で捨てられるものがなく、仕方なく引いた端からクリーチャーを展開するも、完全にコントロールされ始める。とはいえ相手も手札が無くなり気味。こちらの手札は土地1枚。まずい!!
ここで相手が功を焦ってケフネトで攻撃。それならばと、5マナ投入してアーク弓を起動!
ここで登場したのはフェニックス!律動の暴動で5/4飛行として戦場に出て、ブロック!すんなり通ってくれ、相手のケフネトの除去に成功。返しのターンから順調に殴りだし、追加のフェロックスもアーク弓で駆けつけて勝利。
準決勝、2-1で勝利!
決勝:エスパーミッドレンジ
イケメンお兄さんと頂上で再会。約束通りやってきたぜ・・・
相手はこのデッキが苦手とする『第1管区の勇士』を有するエスパーミッドレンジ。
これさえ引かれず、こちらが殴りきれば勝てる!!
第1ゲーム、あっさり勇士→思考消去、『時を解す者、テフェリー』、『精鋭護衛魔導士』と展開され、テンポと盤面を支配され、敗北。
第2ゲーム、サイドボードでドムリを使っての格闘要員にできない『成長室の守護者』を抜き、『茨の副官』とドムリを投入。
アーク弓のボードアドバンテージと、フェロックス、イルハグのシャトルランで取り返せました。
第3ゲーム、こちらの初期手札は、向こう見ず、銛撃ち、フェロックス、ドムリ、ロナス、土地2枚。
土地2枚で開始すると、だいたい事故って負けるんだよなぁ・・・
でも、ここから茨の副官と土地を引けば勝てるんだけどなぁ・・・
悩んだ挙句、ここまでこれたこの日の幸運を信じてキープ。
と思っていたら案の定、土地が1ターン止まり、副官も引けず。ドムリも思考消去で捨てさせられ、序盤のクロックに銛撃ちを出すと、待ってましたと正気泥棒を出され…(完全なプレミ)
序盤で勇士は出されなかったものの、除去と正気泥棒で完全にイニシアチブを取られてしまい、トドメに勇士がご到着。
ぬるキープして勝てるほど、世の中甘くないってば。
決勝戦、1-2で敗北。
僕の勝ちたかったウィークエンド、準優勝で終了!!
総評(強かったものと弱かったもの)
強かったもの
ビビアンのアーク弓
そういえばこのカードについて一度も言及していなかったのですが、このデッキにおいてのこのカードはめちゃくちゃ強かったです。
まず、2マナと軽いので、余ったマナで出すことがとにかく簡単という点。
そして、この能力で捨てるカードは現状の盤面に対して有益でないカードが全て対象(土地や重複した伝説パーマネント、カニエルフを持ってこれない4枚目カニエルフなど)となり、無駄になったものでしっかりと後続を展開していけます。
このデッキの大型クリーチャーはほとんどが4〜5マナなので、概ね5マナ払って6枚目の土地を捨てて起動し、フェニックスやフェロックスやイルハグが着地するということになります。ロナスとイルハグが除去されるとデッキの3番目に帰るという点も噛み合っていました。
相手のターンに能力を使えば実質速攻ですし、現環境におけるコントロールデッキがタップアウト型(マナを構えず、自信のターンに強力な除去を使い切って盤面をコントロールするタイプ)が多いので、相手の除去をかいくぐって攻撃を通すことができます。
そういう使い方だったので序盤には引きたくないし、後半の息切れ防止に使うという採用だったので、今回の2枚採用というのは大当たりだったな、という感じがあります。
茨の副官
今回のMVPその1。
副官は他のデッキに対してもそこそこ強かった印象で、『第1管区の勇士』や『軍勢の戦親分』、『正気泥棒』など、このデッキが通してはいけないクリーチャー全てに対してドムリの格闘を仕掛けられるクリーチャーであり、終盤に殴っていく際も、6マナ構えていれば相手はブロックをためらってくれるので、一度出ると序盤から後半まで全く裏目がなく、いらないタイミングで引いたものに関してはアーク弓で捨ててしまえばいい、という感じでした。
生ける竜巻
今回のMVPその2。
単純に引きすぎた土地を火力にするので、アーク弓と合わせて余分な土地の使い道をもたせてくれるのはかなりの強みでした。何よりタフネス5のボディを乗り越えていけるアグロは現環境では青単アグロくらいのもので、かなり数も減っているのでこのデッキの状況にとても合っている、と感じました。
問題はサイドに何枚採用するか?という点だったのですが、ウィークエンド終了後に、竜巻を勧めてくださった方に電話して活躍を報告したところ、
「なんで決勝の時に入れなかったんですかwww」
と言われ、ここで最終戦の最大のミスに気付いてしまいました。
正気泥棒も勇士もタフネス2じゃん!!!!
ということでメインに昇格確定。
ただ、相手によっては土地を全て使い切るほどに火力を使いまくらないといけない時があり、土地25枚では足りないな、という印象を持ちました。とはいえ、実際に土地2枚のハンドをキープして負け、ということがこの1週間かなり多かったので、土地は26枚に増やして生ける竜巻をメインから採用、という形で考えていこうと決めました。
永遠神、ロナス
マンモスと並び、イルハグで出すとめちゃくちゃできるカード。地味に普通に出しても足りない数点を届かせてくれることがあったため、どうせイルハグシュート(名前かっこいいな?)でゲームエンドするならこいつもっと採用したいな、という感じがしました。
弱かったもの
銛撃ち、向こう見ず、カニエルフ
2マナをこの3つで合計10枚取っていたわけですが、最大の問題は
どれも2ターン目に出すと弱い(正確に言うと、全く強くない)
ということでした。
カニエルフこと『成長室の守護者』くんは、1枚から1枚を生み出すことができるスーパークリーリャーであり、『野生の律動』とのコンボ(暴動を持つため、カウンターを乗せて戦場に出すと出た瞬間にサーチ能力が誘発する)があるのでかなり強いのですが、2ターン目に素で出すとただの2マナ2/2であり、単なる除去の的になってしまうのが辛い場面が多々ありました。特にエスパーミッドレンジに対しては、仮に生きて3ターン目の順応にこぎつけても、相手の『第1管区の勇士』を対処することができなければ、延々とチャンプされて勝つことができません。そのため、ドムリを出して無理やり格闘させるくらいしか対処方法がないので、結局もったいない使い方になることが多かった印象でした。
他の2枚も2ターン目では本当に最低限しか仕事をしてくれないので、序盤から大量に展開するデッキに対して弱く、フェロックスやイルハグに繋げられないまま負けてしまう展開が多かったです。
ということでこの辺りも見直しの必要性が出てきました。
スカルガンのヘルカイト
フェロックスとイルハグを中軸にした今回のデッキでは1枚しか採用していなかったおかげで、ほとんど活躍の場がありませんでした。もちろんイルハグシュートで使った時に飛行5/5で殴っていけるというのは大きな強みだったのですが、そのシュートだけでは勝ちにつながりにくく、除去耐性がないという点を鑑みてもロナスに軍配が上がってしまいました。
マナフラッドを受けられる起動型能力も強みと考えていたのですが、生ける竜巻と役割も点数もかぶってしまうため、ここの枠をロナスに変えた方がもっと強くなれる!という印象になってしまいました。ごめんよ・・・
爆発域
マナフラ受け要員+フェロックスのせいで取れない除去手段の補填としての採用でしたが、
「割りたいものがだいたいこちらの生物のどれかと被る」
「何より色事故する」
という点からリストラが確定。今後はその役割を竜巻くんが担います。
(数百円のカードの仕事を20円のカードが奪うってシュールすぎ)
サイドのPW
ビビアンもチャンドラも、
このデッキに入れて!
この環境では!
仕事できないから!!!(概ねフェロックスのせい
ということを散々思い知らされました。本当にほとんど入れなかった+入れていたけど入れた相手に対しては効かなかったです。ダメージによる除去ではなく、呪文による除去が多かったので、チャンドラのダメージもほとんど期待できない状況が多かったように感じました。
まとめ
ということで僕の目標としていたプレインズウォーカーウィークエンドが終了しました。
結果にはそこそこ満足でしたし、何より
対戦相手も見ている人たちも爆笑させつつ準優勝を手にした
という事実は、僕の中で去年の初優勝以上に価値ある体験になりました。
これからもこんな感じでオリジナルデッキを作っていきたいな。
次の改良案が生まれたので、もう少し使っていこうと思います。次回も乞うご期待!!
長い長い記事でしたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!