前回はこちら!
前回、赤単やグルールなどの早いデッキに負けてしまった僕は、サイドボードを変更して対応することにしました。
そして本番前日を迎えます!
コントロール対策からアグロ対策のサイドボードへ
根本的にこのデッキは多くのミッドレンジデッキの多分に漏れず、コントロールデッキに弱いものだとばかり思って、サイドボードを作っていました。しかし、コントロールに対して強い要素がかなり多いこのデッキでは、序盤から攻め立ててくる赤単などのデッキのほうがよほど相性が悪いということがわかりました。
なので、サイドボードを調整して赤単に対しての相性をよくしよう。と考え始めました。
ここまでの調整段階で、可能性として上がっていたカードは2つ。
茨の副官
一つは『茨の副官』。タフネスが3なので、3点火力でないと殺せません。何より、赤単がタフネス3を対処しようとすると対象にとる呪文を使う場合がほとんどなので対処されてもブロッカーを用意できます。他にもコントロールデッキに対しても2枚を使った対処か全体除去を要求する(しかも3マナの全体除去1枚では対処できない)ので、コントロールデッキに対しても有利になります。
メインの『クロールの銛撃ち』が赤単に対してあまり強くないので、サイドからこちらに替えていく形が良さそうでした。
生ける竜巻
もう一つはビックリサイドボードに分類されそうなこちら。
3マナでタフネス5!なんというワガママボディ!
バーンやスライデッキ調整会のLINEグループでオススメされたのですが、最初は「いやぁ…さすがにこの20円レアはほんまか??」と思っていました。最終的に大活躍するのですが、この話は次回にとっておきます。この時はお試しと思って2枚採用しました。
抜けたもの
同時に抜いたものが、『軍勢の戦親分』でした。確かにコントロールデッキに対しては通ると間違いなくクリティカルですしめちゃくちゃ強いのですが、軽量単体除去がたくさんある高速デッキが目下の課題であるこのデッキで、すでにコントロールデッキに有利なこのデッキをさらにコントロールに強くするのはサイドの枠がもったいなく感じました。
そして、結局アーク弓でめくれることを考えると、やはりチャンドラがフェロックスの邪魔になってしまい、結局チャンドラをサイドに1枚だけ、空いた枠にサイドのフェニックスを入れることにしました。
というわけでできたデッキリストがこちら。
変更後のデッキリスト
《指定暴力団、グルール》
*クリーチャー 27
(2) 成長室の守護者 4
(2) クロールの銛撃ち 3
(2) 凶兆艦隊の向こう見ず 3
(3) グルールの呪文砕き 4
(4) 無効皮のフェロックス 4
(4) 再燃するフェニックス 3
(5) 猪の祟神、イルハグ 3
(5) スカルガンのヘルカイト 1
(5) 永遠神、ロナス 1
(6) 攻撃的なマンモス 1
*呪文 8
(2) ビビアンのアーク弓 2
(3) 野生の律動 3
(3) ボーラスの壊乱者、ドムリ 3
*土地 25
踏み鳴らされる地 4
根縛りの岩山 4
結束の記念像 2
廃墟の地 2
爆発域 1
山 6
森 6
*サイド
(2)/(2) 争闘/壮大 2
(2) 燃えがら蔦 3
(2) 茨の副官 3
(3) 貪る屍肉あさり 2
(3) 生ける竜巻 2
(4) 炎の職工、チャンドラ 1
(5) ビビアン・リード 1
(6) 殺戮の暴君 1
前日のショーダウン、全敗!!
だいたいリストも固まってきたぞー!
ということでいつもの場所のショーダウンに意気揚々と参加。
結果はまさかの全敗!(&打ちひしがれて備忘録作成を失念)
この時当たったトップメタデッキはエスパーミッドレンジ、イゼットフェニックスでした。
対エスパーミッドレンジ
エスパーミッドレンジは晴れる屋で当たった時に難なく勝てていたので全く意識していなかったのですが、『第1管区の勇士』を出して除去で捌かれつつトークンを大量展開されると、フェロックスが通らなくなってしまって一気に不利になりました。その代わり、勇士を引かれる前にこちらが攻勢に出るとだいたい勝てるという感じでしたので、相手の除去を向こう見ずで奪って勝つ、というビジョンが見えたので『成長室の守護者』を『茨の副官』に変更してチャンドラを入れるというサイドボードで概ね間違っていないだろうという判断をしました(今思うと大失敗)。
対イゼットフェニックス
『永遠神ケフネト』と『約束の終焉』を手に入れたイゼットフェニックスはやはりめちゃくちゃ強かったです。晴れる屋で当たった時はこちらのイルハグとフェロックスに対処できずにこちらが相手のクロックを上回って勝ち、サイド後は燃えがら蔦を置いて同じことをすると簡単に勝ち、という印象だったのですが、やはり相手はどちらかといえばコンボデッキ。
2ターン目に『ゴブリンの電術師』、3ターン目に『溶岩コイル』や『稲妻の一撃』をからめて除去しながら呪文3つでフェニックスと電術師で5点、次のターンはケフネトが着地してフェニックスでパンチ、その後は呪文の連打で捌かれつつ、ケフネトの呪文コピーでアドバンテージを取られ…といった形でなす術なく負けてしまいました。
とはいえこれまた相手の除去を向こう見ずで奪うことができればある程度戦えるのでは?ということと、ケフネト自体は『再燃するフェニックス』以外であればこちらの大型クリーチャーが乗り越えていけるので、お互いにどちらの引きが強いか?の勝負で五分のマッチなのではないか?と考えていました。実際はこちらの方が航空戦力が乏しいので、『溶岩コイル』で空中を制圧されるとだいたい早いタイミングで形成されたクロックで押し込まれて負けることが多そうだったんですよね(反省)
まとめ
大敗は喫したものの、土地事故やマリガンに苦しめられた試合も多かったので、
「まあこんだけ今日ツイてなかったら明日はツイとるじゃろ!!(能天気」
と気持ちを切り替えて本番に望むことにしました。
ということで今回はここまで!
次回はついにウィークエンド本番です。