こんにちは!今回は去る9/7,8に開催された日本選手権の振り返りをしていきます!
戦績は本当にボロボロで、3勝10敗…
今回の大会で技術的にどういった学びがあったか、ということもいくつかありました。
でも、そんなことは僕よりも研究している人が星の数ほどいますし、何よりも構築フォーマットの競技大会に初めて出た僕には別の方面での学びの方が多かったので、今回はそっちを皆さまにシェアしていきたいと思います。
どちらかというと自分への戒めの内容なので、つまんない人にはつまんないと思いますがご容赦ください。
メンタルの弱さを思い知った
まず、どうして普段は巷のお店の大会での和気藹々としたマジックしかしてこなかった僕が、日本選手権に出ようと思ったのか。
このブログでもtwitterでも、立川でマジックをやってることはしょっちゅう書いていたので、
「せっかく立川でやるのに出ないんですか!?」
って言われそうだな、じゃあ出るだけ出るか。うん、勉強させてもらおう。
くらいのとっても歪んだ軽い気持ちで参加しました。
たくさんマジックをエンジョイすること。
たくさんの人と、一緒にマジックをやる空間に身を置いて、たくさん楽しむこと。
これが僕の目標でした。
とはいえ、参加すると決めたからにはしっかりと練習して、デッキも作り込んで行こう、と思いました。
なのでまずはその時に最も強いデッキだったバントスケープシフトを作りました。
これがそのまま強ければよかったのですが、環境の変化は想像以上に早く、あっさりと新型のスケープシフトデッキが登場したり、「暴れ回るフェロキドン」が解禁されてしまったり、ケシスコンボが台頭したり。
少し使い込んだスケープシフトではどう逆立ちしたって勝てないな、と思った僕は、とりあえずスケープシフトに強そうな赤黒アリストクラッツを組むことにしました。
自分の出られる範囲の大会に直前の2週間は出られる限り出ました。その時は3-0も2度できました。とても感触が良く、ある程度は勝てるのではないかと思っていました。
しかし、結果的には、全く、お話にも、ならなかった。
引きは確かに酷かった。当たったら負けるだろうな、という相手にも当たった。
仕方ないな、ともその時は思えなかった。ただ、なんでや、と。
少し負けが込んだあたりでドロップする人が多い中、エンジョイするぞ、という目標のために最後まで戦い抜きました。一緒に練習した仲間を始め、いろんな人に優しく声をかけてもらったおかげです。何より、戦っていて楽しいと思える対戦相手ばかりだった、というのがありがたかったです。
一番悔しかったことは、
最後の構築2戦、僕はエンジョイできていなかったな
ということでした。
ドラフトは完全に自分の実力不足でピックもうまくできなかったものの、とても楽しく遊べました。
でも構築に戻ったら、負けが見えると、もう楽しいと思えなかったのです。
楽しく遊ぶことを望む気持ちより、不甲斐ない負け方をする恐怖の方が勝っていました。
本当にメンタルがなっちゃいませんでした。それ故のテキトーなプレイもあったと思います。
なっちゃいないばっかりに、僕は最低限の目標すら達成できませんでした。
こういう面からも自分の実力を知ることができ、いい経験になりました。
自分の努力不足を思い知った
対戦相手のレベルは本当に普段と全然違って高かったです。
考えてもみれば、そもそもPWPが500以上でないと出られないという足切りがあるのですから、誰でも出られるFNMなどの店舗大会と違って全体のレベルが高いのは当たり前です。ましてや競技レベルのイベントに出ようと考える人たちが相手なんですから、当然ですよね。
普段の大会で出会う人たちのレベルが仮に10段階の2~5、稀に6くらいだとしたら、日本選手権で対戦した人たちは4~7という感じでした。
そんな中に普段の大会でちょっと調子が良かっただけのデッキを持ち込んでも、そりゃあ簡単には勝たせてはもらえませんわwwwっていう話です。
そもそも強そうだからという理由で苦手なコンボデッキを作って練習していた執着していた時点で僕は負けていたのでしょう。もっとたくさんの選択肢を試すべきでした(実際はボロスフェザーなんかもパーツが揃っていた)。
ちなみに、うちの師匠からは赤単で出た方がいいと1週間前に忠告されていました(結果的に一緒に練習した人と師匠が赤単で入賞)。赤単は作ってはいたのですが、少し古い形のものを一度試して諦めてしまっていたのと、仕事の合間に赤単をものにできるくらいの練習ができそうになかったので、結局赤黒のデッキを使うことにしていました。
そして直前になってケシスコンボの使用率がとんでもなく高くなっていることをフォロワーさんに聞き、完全にデッキ選択を間違えたことがわかりました。しかし、なんとかサイドボードの調整でうまくいかないかな、と甘えてしまったのです。
そんなことをしていたら、結果を出せないのは当然ですね。
結局のところ、戦う前に僕は負けていました。
基本的に過去の記事を見てもらえると分かる通り、僕はいろんなデッキを遊ぶ期間が少しと、決めたデッキを突き詰める期間を繰り返して遊んでいます。基本的に試すものは1シーズンを通して5つくらいです。
なので、ふらっとバントスケープシフトを作って、それに執着してしまった時点でもう時間の使い方がなっちゃいなかったのです。
何より、この一年間のスタンダードは僕にとってあまり楽しいフォーマットではなく、とんでもなく変化の早い環境に翻弄され続けて食傷気味でしたから、きちんと向き合えていなかったな、というのが実際のところです。例えば赤単をずっと、使わないまでも組み直し続けていたら、少なくとも師匠の忠告をすんなりと受け入れられていたでしょう。
なので、いろんなものを試すなら、いろんなものを試す方向性で時間を使うべきだし、一つを突き詰めるのであれば突き詰めるといった風にどちらかに決めてしまえばよかったな、ということを思いました。僕の時間の使い方は本当にどっちつかずでどうしようもないものでした。
以上のことから、
勝ちに執着するのであれば普段からレベルの高い場所に足を運んで自分の実力を計らなければいけない
ということと、
いろんなデッキのいろんな使い方をしっかり勉強したり、時間の使い方をしっかり考えて向き合い続けることが大事
ということを学びました。
仲間の大切さを改めて思い知った
今回、ドラフトの練習を師匠のお店で2回ほど行いました。急な呼びかけにもかかわらずたくさんの人と練習できたのは本当にありがたかったです。
このブログを始めてから、本当に交友関係に恵まれ、いろんな人と会ったり遊んだりすることができていて嬉しい限りです。
何より、大会のラウンドの合間に一緒に練習した人たちにすれ違うたびに「調子はどう??次も頑張りましょう!!」と励まし合えたのが本当に心の支えになりました。
一人ぼっちで出ていたら、途中で心がポッキリ折れてドロップしていたことでしょう。
大会終了後にも、初めて個人で競技を戦った僕にみんながいろんな言葉をかけてくれました。
そのおかげで、この記事を書こうと思えました。本当に感謝しています。
普段一緒に遊ぶ身内だけでなく、いろんなところに仲間がいる、というのは本当にありがたいことだなと痛感しました。これからも不束な僕を宜しくお願いします。
まとめ
そんなわけで、日本選手権から帰ってすぐは自分の不甲斐なさに少しふてくされていました。でも、一緒に練習した人たちからの励ましの言葉で冷静に受け止め始めることができてきて、今に至ります。
とりとめのない文章になってしまいましたが、これが今回の僕の学びでした。
これをシェアして誰のためになるんだ、とも思いましたが、これも誰かの背中を押せるかもしれない、と思ったので載せることにしました。
初めての個人競技は本当に苦い思い出になりましたが、今回学んだことをバネに、エルドレイン以降の環境は真面目に頑張っていこうと思います。
読んでいただいてありがとうございました!