こんにちわ!
コントロール大好き”カセッピー”です!
前回はコントロールデッキとはどういうデッキか?ということにフォーカスして書かせてもらいました!
前回の記事はこちら↓
今回と次回の記事では「コントロールの回し方」ということで、前回のコントロールデッキの2番目のポイント、除去呪文と打ち消しについて話していきます。
今回の記事では前編ということで、特に「妨害呪文のポイント」と「単体除去の使い方」について話していきます。
前回のおさらい
前回の記事で、コントロールデッキとはどういうデッキか?ということを紹介しました。その時にお話ししたポイントが以下の4つです。
①相手の攻めに耐えながら土地を伸ばし、少しずつ状況を有利にしていくことを意識してプレイする。
②そのために、相手の行動を妨害する手段をたくさん用意する。
③カードを引いて“カードアドバンテージ”を得ることで、相手より多く行動できるようにする。
④戦況を十分に掌握したら、フィニッシャーを着地させて、相手が体勢を立て直す前にゲームに勝利する!
この流れでプレイするためにどういったカードを入れるのか?ということについて前回は書きましたが、今回はそれぞれのカードをどういった感じで使っていくのか?ということにフォーカスして書いていきます。
そのためにまず、どういったことを意識するのか、というポイントについて書いていきます。
妨害呪文のポイント
コントロールは序盤から攻めるデッキではないので、
序盤から攻めてくるデッキに対してどういった対応をするのか?
ということが求められます。
対応するために使うカード(妨害呪文)には、
- 単体除去
- 全体除去
- 打ち消し
の3種類があります。
これらのカードは、単純に相手が出してくるものを何でもかんでも除去したり打ち消したりすればいいわけではありません。
なぜなら、
妨害呪文にも限りがあるので、全てに対応はできないためです。
では、どういったところに気をつければいいのでしょうか?
それぞれのポイントがこちらです。
単体除去
1枚1枚を大事にして、カードアドバンテージ、テンポアドバンテージを失わないようにしよう。
全体除去
打つタイミングを見逃さないようにしよう。
打ち消し
状況をよく把握して、ゲームへの影響力とマナ効率を考えて打とう。
これらのポイントを踏まえた上で、今回の前編では単体除去について、次回の後編では全体除去と打ち消しについて、それぞれの具体的な使い方を説明していきます。
単体除去の使いかた
コントロールデッキは相手より長く生き残ることが目的です。
ライフを維持するために脅威となるクリーチャー等のパーマネントを除去していくことで命を繋ぎます。そのためにはクリーチャー以外のパーマネントにも幅広く対応していく必要があります。
単体除去とは、単一のパーマネントを対象を取って、それを除去する呪文を指します。
単体除去は、インスタントやソーサリー、エンチャントなどの様々なカードタイプ、様々な除去方法があります。
では、それぞれのカードタイプの除去はコントロールで使うにはどうしたらいいでしょうか?
インスタント
コントロールにおいて主に採用される単体除去カードはインスタントが多いです。
なぜならコントロールは自分のライフ守る必要があるため、相手が出して来たクリーチャーを速やかに除去するのにいつのタイミングでも動けて、かつマナコストが軽いインスタントの単体除去が相性がよく、”テンポアドバンテージ”を得られるためというのが理由です。
ではこのテンポアドバンテージとはですが…
例えばお互いに使える土地が3枚ある状態で、相手が3ターン目に《泥棒カワウソ》を出してきました。
継続的に相手にカードアドバンテージを与え続けるこのクリーチャーは大変な脅威になるため、あなたは手札にある《ショック》を1マナで唱えてこのクリーチャーを破壊した場合、他の呪文や能力に使うことができる2マナ分の”テンポアドバンテージ”を獲得したということになります。
こうして得ることができた2マナ分のテンポアドバンテージは、《海の神のお告げ》等のドロー呪文などを使うことでカードアドバンテージに変えたり、もし他にクリーチャーがいればさらに単体除去で破壊していくということにも変えていけます。
インスタント除去は素早い対応力、軽量マナによるテンポアドバンテージを得られるという理由から、コントロールにおいては非常に重要な要素になります。
ソーサリー
ソーサリーの単体除去はコントロールではあまり採用されることがないのですが、使うとしたらということで僕が好きな1枚を例にして説明していきます。
ソーサリー呪文は、自分のメインでしか唱えられないため、先ほど説明したコントロールにおけるインスタント呪文の有効性を考えたら、あまり向いてなさそうに感じるかもしれません。
しかし、このカードはそれでも多くのアドバンテージをもたらしてくれる1枚です!
例えば相手の戦場には《探索する獣》がいて既に一回攻撃を受けて、あなたのライフは16点で、今はあなたのメインフェイズです。
さすがに4点をずっと受け続けるわけにも行きませんので、5枚目の土地を置いて《永遠神の投入》を唱えて相手の《探索する獣》を対象に使いました。
すると、あなたはクリーチャーを1体除去した上に、4点ライフを回復できたのでライフは20点に戻り、相手のライブラリーを上から4枚墓地に送ることで重要なパーツを失わせ、さらに動員の効果で4/4クリーチャーという相手に対しての脅威を確保して盤面を返すことができました。
単体除去は通常1枚のパーマネントを1枚のカードで対応していく"1対1交換"がセオリーです。
しかし《永遠神の投入》によって出てきた4/4のクリーチャーを相手も放ってはおけないので除去呪文で破壊してきた、とすると。
あなたはカード1枚使ったのに対し、相手はクリーチャー1体と除去カード1枚を使ったことになりますので、”1対2”の交換となりますので、こちらのほうが手札を使わずに済んでいるという状態”ハンドアドバンテージ”を獲得している状態にもなっています。
ソーサリーではありませんが、最近よく見る《エルズペス、死に打ち勝つ》も同じような働きをするカードになるでしょう。
このようにコントロールでのソーサリーカードはマナコストが重い分、自分が使った1枚に対する相手のカードの交換が複数になるようにして使って、多くのアドバンテージを得られるようにしていくことが大事です。
エンチャント
ソーサリーと同じく唱えるタイミングが限られている呪文ではありますが、その性能は強力なものがあります。例えば《払拭の光》ですが、これはパーマネントの”破壊”ではなく”追放”と書いてあります。エンチャントの単体除去に用いられることが多い、この”追放する”のメリットに焦点を当てて説明していきます。
まず追放とは、破壊や死亡と違って追放領域という墓地とは別のところにいきます。なのでカードの能力等で「~が死亡したとき…」、「~が墓地におかれた時…」といった効果は誘発しません。
また墓地からカードを手札に戻すといった、墓地回収の呪文の対象としては適用されませんので、墓地のカードを使いまわされるということも防げます。
では簡単な例を挙げて”追放”の有効な使い方を説明していきます。
例えば相手が赤単アグロだとします。
パワーが4以上の状態の《鍛冶で鍛えられしアナックス》を出されている状況で、このクリーチャーを単体除去でもって破壊すると、1/1トークンが2体出てきます。
継続的にこのトークンによって攻撃を受け続けるわけにはいかないので、あなたはさらにこの2体のトークンのために全体除去を打つかもしれません。
この場合、あなたは2枚の除去1枚を対処したという2対1交換になりますので手札を余計に使ってしまってます。
そこで”追放”をすれば死亡したことにはならないのでトークンが生成されることもないため、使用するカードは《払拭の光》1枚だけ、つまり1対1交換になることからアドバンテージは失いません。
このように追放するという強さを活かして、アドバンテージを失わないように意識していくことが追放呪文の有効な使い方と言えます。
まとめ
今回は妨害呪文のポイントと単体除去の使い方を解説しました。
おさらいしましょう!
単体除去
1枚1枚を大事にして、カードアドバンテージ、テンポアドバンテージを失わないようにしよう。
全体除去
打つタイミングを見逃さないようにしよう。
打ち消し
状況をよく把握して、ゲームへの影響力とマナ効率を考えて打とう。
そして、単体除去にはいろんなカードタイプや除去方法があることを解説しました。
「どういった種類が有効なのか」ということを意識して、対面のカードへの対処、デッキ構築する際の選定をしていくことが重要です。
しかし、千変万化する戦場では単体除去では守れきれない状況もでてきます。そんなときは全体除去に頼ることになります。
ということで、ここから先は次回の記事で書いていきます!
後編もお楽しみに!!