こんにちは、ぷろすたです。
今週末は国内最大のイベント、
プレイヤーズコンベンション横浜
が開かれます。
今年に入って最初のコンベンション、昨年夏以来の関東開催のコンベンションということで気合の入っている方も多いのではないでしょうか。
私も今のところ両日会場に行く予定です。お会いできる方は僕と握手!
また、最近の指輪物語やドクターフー、ジュラシックパークに釣られてMTG界隈へ来た方の中には
初めてのコンベンション、テンションあがるなぁ〜
なんて方も多いと思います。実際国内最大イベントですからね、テーマパークどころじゃないですよ。祭りです祭り。日本人が大好きなやつだよ。
…しかし楽しい大型イベントが一瞬にして最悪な思い出になるものがあります。
「盗難」です
私自身が盗難に遭ったことはないのですが、今回のみならずイベントに参加される方に気をつけてほしいこととして、注意点と対策をまとめていきたいと思います。
盗難されるとどうなる?
みなさんはこれ、考えたことがありますか?
クレカを止めるための電話をして、何をして…とかいう話でもあるのですがそうではなくて。(お金と同様に個体識別が困難なために帰ってくる可能性は非常に乏しい、というのは散々言われていますのでこれ以上書きません)
自分のデッキやカード資産を盗難された人の気持ちというのは、意外と深く考えたことのある方は少ないと思います。
最近、カードショップセラのオーナー、加藤英宝さんとお話する機会があり、コレクションの話になった際に「カードを盗難された友人がいてね…」という話を聞きました。
記事に書かれているそうなので詳細はそちらを見ていただきたいのですが、英宝さんはこう仰っていました。
「盗難と聞くとカードの金額や被害総額に目がいきがちだが、大事なのはそこじゃない。例えばカジュアルにEDHを遊んでいるだけの人も、どうせならイラスト違いのカードにしようだの、たまたま見つけたからfoilにしようだの、そういうことをやっているはずだ。
それは思い入れがあるからであり、例えばデッキをまるごと盗難されるということは“その人が注いできた思い入れ”と”その人がかけてきた時間“を奪われるということだ。だから金額の問題ではない。程度の差などない。」
当然の話といえばそうです。しかしながら、当たり前の話だからこそ今一度考えてみていただきたい。
もし、あなたがそういった状況に置かれたならば。
あなたはそのままMTGを続けていけるだろうか。
もう一度大型イベントに足を運ぼうと思うだろうか。
これはとても大事な部分で、自分のことさえ気にしていたらいいという話でもないです。
例えば友人と一緒に回ろうと思っている人は同行者にそんな思いをさせたくないでしょう。
仮に1人参加の人だとしても、参加して対戦した相手がイベント終了後に血相変えて走っている様子なんて見たくないでしょう。
みんなで笑って“楽しかった”と感想を言い合うためにも、一人一人が気を配る必要があることなのではないのかな、と思うところです。
具体的に何をしたらいいのか
まずは盗難される際にどういったシチュエーションが考えられるかを見ていきましょう。
コンベンションや過去のGPに参加した際にもよく会場でアナウンスされている言葉が
「みなさんのお手荷物は非常に高価なものです。手荷物の取り扱いには十分に気をつけてください」
というものです。具体的にどういった取り扱いが危険なのでしょうか。
①隣の椅子や卓に置いたまま目を離さない
目を離して何をするのかにもよりますが、誰も見てない間に何かを盗られてもおかしくないシチュエーションです。単純にそのまま何かの拍子にその場を離れたりすると隙を生じます。やはり大事なものは肌身離さず、が鉄則でしょう。
②背中に背負ったまま、もしくは椅子の背もたれに引っ掛けない
体に近いものの、分かりやすく盗られがちなシチュエーションです。
完全に気持ちが前に集中しているため後方に気が行ってないパターンですね。流石に大きな荷物を背負ったままで会場のパイプ椅子に座る人はそうそういないと思いますが、リュックの口が開いたままで歩いている人とか街でもたまに見かけますよね。そういうことあるよね。
だいたい取り出しやすい場所によく使うデッキなどは入っていると思いますので、ちゃんと閉まっていたとしても開けて盗まれる可能性はゼロではないかも。人混みに入る時なども含めて、体の前に持ってくるのが安全でしょう。混雑した場面では単純に通行する人の邪魔になることもありますしね。
また、椅子の背もたれに引っかけて下に置くのも危険です。気づかないうちに開けられて中のデッキや財布を抜かれる可能性がありますし、稀有ではあるでしょうが小さい鞄ならそのままスルッと鞄ごと持ち逃げされる可能性もあります。
③対戦中に自分の荷物を椅子の下に置かない
よく言われる内容がこちら。対戦する際のスペースはそんなにゆとりのあるものではありません。そういった時にどこに置く?で1番最初に目に付くのが対戦するパイプ椅子の座面の下。しかしここは結構危険。特に持ち歩きやすい小さめのバッグなどの場合はそのまま持ち逃げされる可能性があります。
この場合は財布もその他の貴重品も根こそぎやられるので特に注意が必要です。同じ椅子の下の方でも、目線を下に落とした時に見える場所(足の間)に置き、持ち逃げされないように鞄の紐に足を通しておくなどで対策しましょう。
ちなみに私はいろんな人と対戦する可能性があるのでリュックがとんでもなく重く、尚且つ鞄の紐に足を通してリュックの口が全て視線を落とすと見えるように置いているのでこのパターンの盗難に遭うとなると余程の強盗筋肉ニキでもない限りそのまま持ち逃げは可能性が低いだろうという自負はあります(それはそれで荷物を減らせ)。
さらなる対策は?
①クロークサービスを利用する
今回の会場でもクロークサービスがあるようです。荷物を1つまで500円で預かってもらえるようなので、会場内で動きやすくなるように、取り出す可能性の低い貴重品は預かってもらえるように上手に利用しましょう。単純に持ち歩くものが多くなると、一つなくなっても気付きにくくなります。
②追跡用のガジェットを利用する
紛失盗難防止のガジェットには、Apple社製の”AirTag“を始め、さまざまなツールがあります。AirTagは自分の荷物などにAirTagをつけておくとiPhoneの“探す”機能から追跡できたり、アラームを鳴らしたりできます。
ちなみに、このサイトのバナーでも出させていただいているTOYGERさんでは、有名商品「Deck Slimmer」の小物入れポケットにAppleの「AirTag」をフィットさせるツールが販売されています→DeckSlimmer Security
それとは別に、友人から教えてもらった商品で「コレ良いな!」と思ったのがコチラ↓
Anker Eufy (ユーフィ) Security SmartTrack Card (紛失防止トラッカー)
なんとクレジットカードサイズで薄いので、デッキケースやファイル、バインダーなどのほか財布にも仕込むことが可能で、AirTagと同様にiPhoneの“探す”機能に対応しているようです。
価格は4000円ほどとなりますが、AirTagとほとんど同じくらいの金額でどんなカードのケースでも違和感なく収納できるのは大きなメリットなのではないでしょうか。
単純に紛失防止にもこういったガジェットは役立つので、僕のようにものをなくしがちな人はこういったツールを利用してみるのも良いかもしれません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
常に油断することなく、「盗られるとしたらどうやって盗られるだろうか」という観点で行動するのがいいと思います。また、最初に書いた通り、個人の対策ももちろん重要ですが、それに加えてみんなで防犯意識を高めていくことも大事なのではないかと思います。危なっかしい友人には声をかけたり、みんなで良い思い出になるように気を付けて楽しみましょう!
他にもおすすめの対策や気を付けることなどあったら教えてくださいね!
ではでは、コンベンションの会場でお会いしましょう!