こんにちは!
今回はついにプレビューの始まった新セット、
「テーロス還魂記」
の新カードについて語ってみようと思います!
今回は新エルズペスと新英雄譚についてです。
前回のテーロスブロックの時はまだマジックを始めていなかったので、僕にとっては初めてのテーロスになります。
さてさてどんなセットになるのでしょうか。
新エルズペス
まずは新しいエルズペスについて。
テーロスは初めての僕なので、もちろんエルズペスさんとも初めましてです。
僕が友達に聞いていた限りでのエルズペスの印象は、
「強い」「可愛い」「かわいそう(ストーリー的にね)」
というもの。さて、新エルズペスを見てみましょう。
なんというか、聞いてたほど「可愛い」って感じではないですね(そこからかよ
何よりも気になったのは
「その槍から滴ってる黒い汁、拭いたら?」
ってとこですね。不潔はよくない。
さて本題。
ぱっと見た時に「英雄譚」の開発秘話の伝え聞いた話を思い出しました。
元々ドミナリアで登場した英雄譚は、PWのように継続的に盤面に干渉しつつ数ターンでいなくなるようなパーマネントを目指して作った、みたいな話だったと思います。そしてその後、灯争大戦でアンコモンのPW各種(マイナス能力しか持たないPW)が登場するわけらしいです。
で、今回のエルズペスさんについて思うこと。
4マナ払って1/1を4体並べるとほぼやることなくなるってどうなん??
かつてドミナリアには『ベナリア史』があったわけですが、マナコストとしてもちょっと見劣りしてしまう感じは否めないです。
しかしこちらには新キーワード能力である「脱出」が備わっており、6マナ払って4枚墓地から追放するともう一度唱えることができます。
そのため、このエルズペス1枚から8枚の1/1を出すことができる計算になります。
というところを総合して、僕だったらどう使うの?と聞かれたら、
「スタンダードの白いアグロデッキにおける対コントロール用サイドボードかな??」
というところです。
横に並べる系のデッキで、特に足の速い白系アグロなんかでは、4ターン目というと概ね「次のアタックで勝ちになりますけどどうですかね??」というプレッシャーをかけている段階だと思うんですよね。実際に想像してみると
1ターン目にパワー2クリーチャー!2ターン目にさらに追加!3ターン目にさらに並べる!
からの4ターン目に1/1を2つ出します(迫真
ってどう???っていうw
逆にコントロール相手だと、複数の単体除去やら全体除去やら、PW除去を要求したり、さらにそれを「脱出」で2度も要求してくるというのはかなりいやらしい動きなんじゃないかなと。もちろんそんなことせずにさっさと勝負がつくなら一番なのかもしれませんが。
ちなみに次回で語ろうと思いますが新アショクの奥義のために墓地を追放したり追放除去をマシマシにしたコントロールも登場する気がするので、必ずしも「脱出」ができるとは限らないんじゃないかなぁ…という気もしています。この辺は次回で。
新英雄譚『アクロス戦争』
さて、英雄譚に軽く触れたところで、改めて英雄譚の話を。
ぶっちゃけまずは
「もう英雄譚やらないんじゃなかったんかい!!」
というのが第一印象ですw
しかしテーロスもいろんな人がいろんなエピソードを持ってる次元なので英雄譚もあってもええよな、という気がします(そんなのどこの次元も一緒なんだけどね)
というかエンチャントつながりということですね。
さて、一つずつ見ていきます。
1章
まず1章(出た時誘発)で相手のクリーチャーを奪います。
この能力のポイントは速攻がつかないことと、ルール的には「戦場を離れた時」という文言がないことの2点です。
普段の赤いコントロール奪取系の呪文は速攻を付与しますが、この能力では付きません。つまり奪ったターンは召喚酔いと同じ状態になっているため、攻撃することができません。
そして、「戦場を離れた時に戻す」という別記述の能力ではなく、誘発した時点で『アクロス戦争』が離れた時に戻すところまでがセットになっているので、1章の誘発にスタックして『アクロス戦争』を除去されると(おそらくですが)コントロールを奪えません。
2章
続いて2章。相手クリーチャーに強制的に攻撃をさせます。
この能力自体はパッと見だとなんじゃこりゃ?な能力に見えますがこちらが優勢な盤面では相手のクリーチャーをまとめて除去できるチャンスとなります。何より相手は意図せずフルタップの状態になるため、返しのこちらのターンで総攻撃して勝てる場面で詰めることができそうですね。
3章
最後の3章。タップ状態のクリーチャーが自身のパワー分のダメージを自身に与えます。2章と噛み合っていて全体除去のような使い方ができそうですね。
この時のポイントは「そのクリーチャーが絆魂を持っていればそのコントローラーはライフを得る」し、「そのクリーチャーが接死を持っていればそのクリーチャーは破壊される」というところです。
そして、この能力の解決後に『アクロス戦争』が戦場を離れるので、1章で奪取した相手クリーチャーは相手の元へ帰っていきます。そして、この時点ではこちらのアンタップステップでアンタップしているので、相手の元へ無傷で帰っていくことになります。
これを見越してタップ能力を持つクリーチャーを奪っておけば、3章のスタックに起動してタップすることで、自害を促すことができそうです。
まとめると?
総合すると、よくある赤系のコントロール奪取系の呪文との比較としては
「奪っている時間が長いものの、奪取したターンに攻撃できなくて攻撃できる回数は変わらない上に、これ自体を破壊されると返す羽目になるので対応されやすい」
ということになります。
しかし、相手の総攻撃を耐え切れる盤面になっていれば、2章3章をからめて相手に大打撃を与えることができる可能性はあります。
まぁ・・・あんまり高いカードにはならないでしょうね(汗
しかしあえてこれを使うとしたら??
やっぱり統率者とかブロールではないでしょうか。
悪さをしまくってヘイトを溜めているシステムクリーチャーを奪って、その人の挙動を2ターン止めることができて、全員に攻撃を促して盤面をめちゃくちゃにさせ、最後に他の人のクリーチャーを自害させつつ何食わぬ顔で全員を殴る
とか考えたら楽しそうですよね(ゲス顔
さいごに
ということで今回は2枚のカードについて語ってみました!
次回はアショクについて超個人的な見解で語ってみようと思っています!
続々と新カードが発表されてるので、気になったカードについて何回かに分けて語っていきますので次回以降もよろしくお願いします!!
とりあえず、テーロス還魂記、楽しみだね!!!
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