前回までの記事はこちら↓
ぷろすた流ティーチング術①:実際に遊んでみる直前まで - ぷろすたのぐだスタン日記
今回は前回の記事の続きです。実際に対戦を始めていきます。
この記事はウェルカムデッキを用いてティーチングすることを前提としていますのであらかじめご了承ください。
まずはハーフデッキで対戦を始める
まずは対戦の流れを掴んでもらうことを最優先して教えていきます。
本来であれば教える人がそれぞれ横について2対2で対戦するのが最もいいと思いますが、ここでは教える人と教えられる人の二人だけの場合を想定して記事を書きます。
まず、色事故などのストレスがないように、必ず単色の30枚で対戦してください。
よくシャッフルして、相手にカットしてもらう。
ダイスで先手と後手を決めて、7枚引いて最初の手札にする。
ここまでは通常通り行いながら、実際にやってもらって覚えてもらいます。
この後、大事なことが二つあります。
①最初の1戦は必ずお互いの手札が見えるようにして対戦してください。
②普通にキープできるハンドだったとしても必ず1回マリガンしてください。
お互い手札を公開することでマリガン基準などの話もしやすくなります。
相手がキープしてこちらがマリガンを1回行うことで相手が勝ちやすくなりますので、マリガンの手順を教えるのも兼ねて必ず1回マリガンしてください。
どの色のウェルカムデッキでも、勝ち筋はクリーチャーによるビートになっています。そのため、全くクリーチャーがいないハンドなど、あからさまに教えるのに向かないハンドはマリガンしてもらいましょう。
これでようやく対戦を始めます。
対戦中に気にかけること
まず、先手プレイヤーはドローステップのドローがないことを確実に教えてから始めます。
対戦中に常に気をつけて行うべきことがいくつかあります
①必ず、ターンやフェイズの移行を宣言させる
最初のうちは指差しで教えてあげるといいです。必ずターンの進行を一緒に宣言してください。どこで何が行えるのかは、紙製のプレイマットに全て記載してあります。
②相手のペースに合わせて、テンポよく楽しそうに声をかける
教わる側は「相手の時間をとってしまった…」と引け目を感じる方も多いと思います。そんな時につまらなさそうに相手をされたら申し訳ないばかりで楽しくなくなってしまいます。
③教わる側が自発的に行ったことは褒める
なんとなく察しの良い人であれば、次々にいろんなことを自分から行います。それをなるべく止めないようにして、「あ、強いなぁ!!」とかなんでも良いのでいちいち褒めてください。ただし、ルール上絶対にできないことはできないことを伝えて止めてください。
④プレイングの指摘は最初の1戦では絶対にやらない
お互いに手札が見える状態なので「ここはどう考えてもこっちでしょ」などと発言してしまいがちです。しかしあくまでも楽しんで覚えてもらうことが目的なので、これはご法度です。相手がどうして良いかわからない状態になっている時に初めて、
「これが使えるんじゃないかな?」「これでこんなことができるよ」
という感じで助言をしましょう。初心者の側が良いプレイをできるようにして、その理由をしっかり教えてあげてください。ただし、あくまで見えているカードの範囲で助言をしてください。「この後これを引く可能性があるからこれは今使わない」といった高度な内容は1戦目で行う内容ではありません。
クリーチャー呪文を唱える
先の4点に気をつけながら数ターン進行します。この時、使えるソーサリーに関しては使ってみてもらっても構いませんが、どちらかがクリーチャーが出せるようになったら、どちらからでも構わないのでクリーチャーを出します。
この時、マナを支払う流れを教えてください。
土地をタップしてマナを出す、などのことですね。タップとアンタップに関してはこの時の流れで教えられると思います。
まとめ
この後、初めて戦闘やクリンナップステップでのダメージ回復について解説していきますが、この時の話は次回の記事で!
今回の記事で書いた注意点は、気にするだけで最初の情報量がぐっと減って対戦に集中できるようになるので、ぜひ実践してみてください!